▲ 逢妻交流館にて地図作りが行われました
豊田市逢妻地域は、2009年より「安全・安心・ゆとりの通学路事業」として、地域の交通安全啓発活動に取り組み、これまで実態調査、イベントや立哨活動による啓発、地域からの提言などを行ってきました。今回は、これまでの活動を継続すると共に、地域の声をより詳細に反映した「新ヒヤリハットマップ」の作成に取り組むことになり、7月10日に実施された新ヒヤリハットマップ作成では、10地区それぞれに分かれて、詳細な危険箇所や危険場面の情報を出し合い、地図上に記載する作業をおこないました。各地区からの発表では、地域の特徴がよく整理され、重点化された形で紹介されました。
▲ 地区ごとに分れての作業
この活動は3年目を迎え、この間、地域会議の委員さんを中心とした地域住民主導で活動してきたことにより、交通事故削減を地域の目標としてとらえ、日常的に、その原因と対策を考える環境が地域に醸成されつつあることを示しているといえましょう。このヒヤリハットマップの更新作業が、住民の生の声を反映した「具体的な事故削減目標として」地域に情報発信されれば、住民一人一人が、交通事故の危険を自分のこととして意識し、自分の行動を変えるきっかけとなり、更なる事故削減が実現するものと確信しています。
▲ 各地区ごとの発表
事務局の豊田市地域支援課の皆さんをはじめ、作業のコーディネート役を担当させて頂いた7名の学生達と企画段階からお手伝いを頂いた東京海上日動リスクコンサルティング自動車グループの床尾あかね主席研究員(本学研究所客員研究員)も、作業終了後、地域のお手伝いができて満足していました。
▲ 床尾あかね主席研究員
この新しい地図は9月中に完成する予定で、10月に開催される地域の交通安全教室で教材として活用される予定です。