鳴滝塾は、新見公立大学を核として、大学のもつ専門性や知的・人的・物的資源等を有効に活用しながら、市全体で地方創生に取り組む組織です。鳴滝塾では、地方創生を共に学ぶ市民の皆さんが塾生として参加されています。5月20日は講師としてお招きいただきました。
午前中に岡山を出発、まず駅近くの小高い丘の上に建つ新見美術館をたずねました。きれいに整備されたお庭があり、竹がすくすくと伸びています。天候に恵まれたと言うよりは30度を超える真夏日で汗が流れます。
館内には加山又造、東山魁夷、平山郁夫はじめわが国を代表する画家の作品が展示されています。また、美術館の玄関には、今日の鳴滝塾のポスターが貼られていました。素晴らしい絵画を堪能して駅前に戻り、名物「備中そば」の看板にひかれて食堂に入り昼食をとりました。ちょっと変わった日本そばでした。さて、「新見公立大学」で開催された『第17回地方創生にいみカレッジ「鳴滝塾」』では、特別講演「高梁川流域の地方創生を考える―新見市森林ボランティア活動からみえる未来―」と題して、高梁川流域における地方創生をメインテーマに、新見市が掲げる地方創生総合戦略と人口ビジョンを引用しながら話題提供をさせて頂きました。また、岡山県内の自治体での地方創生への取組みや新見市が採択された健康なまちづくりへの取組み「クアオルト」についても解説をさせて頂きました。
パネルディスカッションでは、コーディネーターを小職が担当、パネリストに小林義明氏(岡山県議会議員)、水上真一氏(株式会社アクティブ哲西代表取締役)、多賀紀征氏(一般社団法人「人杜守」理事長)、公文裕巳(新見公立大学学長)がたたれ、「生み出そう新見の新たな活力」をテーマに熱い議論が展開されました。池田一二三市長も参加されコメントも頂戴でき、地方創生に向けて大きな山が動く予感を感じさせて頂きました。
終了後は駅前の「伯備」にて懇親会が開催されました。パネリストや岡山大学法学部の出身で新見「林業男子」として頑張るS君などの関係者でが集い、公文裕巳学長、難波正義前学長を囲み、情報交換に花が咲きました。
すばらしい機会を与えてくださった公文裕巳学長に感謝です。