秋が深まりました。
研究活動の自己研鑽として、時折、京都で学びの時間を頂いています。
11月24日、午前中は京都大学で研究会議に参加しました。
時代の流れが速くなり、とりわけ、デジタル社会が加速化する中で、そのスピードについてゆくのが、精いっぱいとなりました。
なんとか、伴走して参りたいと頑張りました。
吉田キャンパス本部棟に隣接する京大本部キャンパス国際科学イノベーション棟からの眺めも秋が鮮やかでした。
さて、会議を終えてから、京都大学の裏にある「吉田神社」さんと重要文化財である吉田本宮に参拝いたしました。吉田山の秋の眺めは見事です。
それから岡山ゆかりの「宗忠神社」さんを抜けて、もみじの名所「真如堂」さんへ詣でました。
さすがに京都の秋は別格です。
境内一面に、いまは見頃、息をのむ紅葉の景色が広がります。
本堂にて、静かに景色を愛でながら手を合わせました。
穏やかな時が静かに過ぎて参りました。
平日ながら、大勢の観光客で賑わっていました。
真如堂さんから、浄土宗の大本山で新選組や会津藩にゆかりの「金戒光明寺」さんへ抜けました。
浄土宗は、法然上人を開祖として、武士が台頭しはじめ、戦乱が多く起こった平安時代後期に、長承2年(1133)、美作国久米南条稲岡庄(現在の岡山県久米郡久米南町)で生まれています。そして、金戒光明寺は、会津藩松平肥後守を京都守護職とした本陣の旧跡であり、江戸末期から明治維新までの日本史の重要な拠点として歴史の証人たちが活躍した地です。
さらに、平安神宮から知恩院さんへ抜けました。
平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年に遷都のおや神様である第50代桓武天皇をご祭神として創建された神社であり、訪問したのは中学生の時代以来、50年ぶりの参拝とさせて頂きました。
平安宮内裏の前庭には、左近の桜、右近の橘がありました。庭に枯れて散り落ちた桜の葉を1枚、記念に頂き、また御朱印帳を買い求め、御朱印を頂いて参りました。
さて、「知恩院」さんは、浄土宗の総本山です。
先に訪れた「金戒光明寺」さんは大本山、「知恩院」さんは総本山とあります。
それぞれに長い歴史の歩みと共に浄土宗を支えてこられ、さらに、現在に生きる宗教を広め、さらに、これからの未来に向けても歩み続けられる大寺院であります。
宗派は浄土宗ではありませんが、この偉大な寺院に祈りを捧げ、この国が平和でありますことを祈りました。
遅いお昼は、祇園四条にある日本蕎麦の「へん古」さんで、身欠き鰊の甘露煮を肴に生ビールで一杯、そして湯葉蕎麦を頂きました。
そして、よしもと祇園花月にて、初めての「吉本新喜劇」を楽しみました。
さすがに生の漫才や新喜劇は、TVと違って、お腹の底から笑わせて頂きました。
価値ある京都での一日を過ごさせて頂きました。