GWの帰省

愛媛の実家、墓参と空き家になった庭木の剪定と草むしりに、5月4日、5日の二日間、愛車のベンツに布団を積んで、久しぶりに帰省しました。

まず恩師の墓参に参り、掃除を済ませてからお線香をあげさせて頂きました。
丁度、お昼になりましたので四国霊場第61番札所「香園寺」へ続く道筋にある「優月」にて讃岐うどんを食しました。
コシのある極太麵は、「こがね製麺所」製であり、誠に食べ応えがありました。
かつては、まちのあちらこちらに、うどんを食べさせてくれる大衆食堂やうどん屋さんがいっぱいありました。実家の小松町にも本格的なうどん屋さんが再び出来たことに喜びを感じました。

午後から父母やご先祖様の墓に花と線香を備えました。
ご住職にもご挨拶をさせて頂き、近況をお話いたしました。
墓がある法安寺は、愛媛県では最も古い歴史を持つ、飛鳥時代建立の古刹です。
古くなった山門を建て替える計画が進んでいることをお教えいただきました。

古い空き家は、庭木と草が伸びて、鬱蒼としています。
家の窓を全て全開にして風を通しました。
そして、庭木の剪定作業を始めました。
これは、パワーを必要とする大汗をかくしごとです。
あしなが蜂が、元気に飛び始める季節です。
注意をしながら草むしりも続けました。

次は、一部屋、一部屋、順番に古い家財を運び出す作業を開始しました。
2階の部屋からは、南に石鎚山を望めます。
また西に収穫前の麦畑が眺められました。
麦畑が広がる風景は、久しく忘れていましたが、この小麦の耕作は、長引くウクライナ戦争の影響で、世界的に小麦不足が顕在化しているため、日清製粉からの依頼で耕作が復活したとお聞きしました。
黄金色の畑が続く景色にしばらく見とれました。

さて、ひとしごと済ませて、おたのしみは源泉かけ流しのお湯です。
東予温泉(ナトリウムー塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉))を、ゆっくりと時間をかけて楽しみました。
夜は、実家では無く、激甚災害訓練として道の駅「今治湯の浦温泉」をお借りして車中泊体験をいたしました。クルマの後部座席をフラットにして、後部に敷き布団を敷いて早めに就寝しました。暖を取る準備をして、換気に気を使い、買い出しした食事と水があれば、カーラジオやスマホもあり情報収集には困らないのですが、それ以前のポイントとして、災害被災時には洗面用の水とトイレが最も大切であることを改めて確信しました。

5月5日、朝は早くに起床、近くの海岸へ参りました。
普段どおりの穏やかな瀬戸内の朝です。
砂浜をしばらく散歩しました。
関東大震災から100年、西日本豪雨災害から5年です。
みちろん、東日本大震災の記憶も生々しく残っています。
なんと、この日の午後に、石川県で震度6強、青森で震度4の地震が発生しました。
本当に、いつ自然災害に見舞われるかわかりません。
自然の驚異に人は抗えませんが、できる限りの備えをする必要があります。

郷里の愛媛土産は、周ちゃん広場で、破竹、さくらんぼ、柑橘、トマトをゲット、二日目の清掃作業を済ませて、岡山へ戻りました。
いざ岡山の味と食べ比べです。
破竹はあく抜きしなくてよいのでお手軽です。
二日間の帰省、いろいろな気づきと学びがありました。