熊山遺跡

午前中は、赤磐市の担当者の方と休日を返上して、次期創生戦略のシナリオの方向可能性について議論しました。
昼過ぎまで打ち合わせが続きましたので、昼食を済ませたあとで、桃は季節最後の黄金桃(黄桃)を孫たちに手配して、かねてより訪れてみたいと思っていた「熊山遺跡」を目指しました。

この遺跡へは、旧熊山町にメインルートはじめ数ルートがあり、備前市や和気町などからも登れます。途中は車が行き交うのに狭いか所がいくつもあり、また、九十九折りのカーブが続きました。山頂の駐車場は広くて、そこから数百メートルを進みますと、途中に樹齢1000年とされる熊山天然杉が、天を衝くように二本そびえています。大人数人がかりでも、とても手が回せない大きさであります。まさに、山を守るご神木にふさわしい神の荘厳さが漂いました。熊山神社への参道がありましたが、まずは遺跡を目指しました。

大杉の木を越えたあたりで視界が開けました。そこには、確かに、何の目的でつくられたのか、謎のパワースポットと言われる赤磐市熊山遺跡「古代戒壇」が現れました。ここの戒壇が最大ながら、こうした小さなものが、山中に点在しているとのことです。ともあれ、パワーを感じながら、展望台に参りますと、そこからの眺めは絶景です。運よくお天気が良くて、瀬戸内とそこに浮かぶ小豆島はじめ大小の島々がはっきりと見渡せました。案内板には淡路島の文字があり、確かに少々かすみますが四国から淡路まで遠望、確認できた気がしました。気分爽快ですので展望台のベンチでしばらく休憩しました。春には桜の名所にもなるそうです。お弁当を持参で家族やカップルで来るには、とても得点(価値)が高いスポットであると確信しました。
総社市に古代のお城として鬼の城があります。ここは遠方まで視界が利くため、九州から狼煙を使って、こうした見晴らしの良い城と城、城と見張り櫓など繋ぎながら情報をリレーしながら大和朝廷に知らせを送っていたと言われています。ここ熊山遺跡も、相当に遠方、広角に視界がききますので、古代のお城としての機能や、こうした守備目的や墓などの目的でつくられたのかと想像をめぐらしました。ここには古代のロマンが漂います。
そして、猿田彦神社に詣でてから、熊山神社に参拝しました。山頂鎮座の狛犬さんは備前焼です。地域の皆さんにより祭礼の催事は守り受け継がれてきていると言います。白装束に身を固めた方々が神輿を勇壮に担ぐということです。登りは赤磐側から、下りは備前市側へ降りて帰宅しました。

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