以前からご依頼を頂いていた東京都内での講演が、オンラインでなく対面で実施されることになり、昨年の9月以来、半年以上ぶりに東京へ向かいました。これまでコロナと自らの故障で移動を自粛してきましたが、我々地方人は2重マスクで覚悟の上京となりました。
少し休暇を頂きましたので東京の自宅へも半年以上ぶりの帰宅となりました。
まず、孫が去年の夏休みの宿題に描いたという模写作品を見せてくれました。なかなまうまく描けていると褒めながら「これからが楽しみ」と願う、じじとばばでありました。
上の孫の絵を褒めていると、下の孫が工作を持ってきました。
多摩美術大学主催のオンラインによるSDGs教室に参加したというではありませんか。
西表島産の乾燥した芭蕉葉が自宅に送られて来て、その芭蕉葉て籠を編みながら環境教育&SDGsの大切さを学んだとのこと。
「芭蕉の『維管束』がきれいに見えるように上手にできましたね」との評価も頂いたそうです。
国の予算と大学の強みを活かしたSDGs実践オンライン教育に脱帽した孫に教わるSDGsの巻でありました。
そして、滞在時間を有効活用すべく、自宅庭の草木を眺めた後で、ご近所をリハビリを兼ねて散歩いたしました。自宅傍の児童公園のベンチに腰を下ろし、散り際の桜を愛でました。
午後は、前々より、退職後を想定した高齢者施設の見学をお誘い頂いていましたので、コロナ感染防止対策により入館制限があり、外周からとなりましたが、多様な施設群を見学いたし、いろいろと説明を受けました。
そして施設を後に、約40年振りに庭園『三渓園』を訪ねました。
思い出の場所を巡り始めると「冥途」が近いと言われますが、そんな気分になるこの頃です。
あいにくの曇天でしたが、椿、桜からツツジ、藤へと移ろう広々とした庭園と移築された建物を眺めながら、妻と振り返りの時を過ごしました。
桜が盛りを過ぎたためでしょうか、園内にはあまり人出はありませんでした。
三密対策が施された中華料理屋で、ラーメンと餃子を注文、満足して帰宅いたしました。