瀬戸内で過ごす

温かさに誘われ、午後からドライブに出かけました。

普段より少し遠くへ足を延ばし、赤穂市にある延喜式内社「伊和都比売神社(いわとひめじんじゃ)」へ詣でました。


同社のHPによれば「当社は今を去る一千余年前平安朝の延喜式神名帳にその名を記載する古社で伊和都比売大神をお祀りしてある。当時から朝廷を始め国司の格別の尊崇をうけたお社である。伊和都比売大社はもともと伊勢外宮の豊受比売とも云われ、また播磨国一宮の伊和大神 即ち大穴牟遅神の比売神とも云われ古くから御崎明神と称せられた赤穂民族の祖神である。もとは大園と呼ぶ前方海上の八丁岩の上にお祀りしてあったのを天和三年浅野内匠顕長矩が現在の地にお移ししたもので「播磨なる御崎の石だたみ海の底まで行くぞ見る」と歌われているように奇岩の上に老松が舞い岩礁の地である。かつては日本海々戦の勇将東郷平八郎元帥を始め歴代連合艦隊司令長官の崇敬厚くしばしば艦隊を率いて帝国海軍の勇士が参拝し、現在でも船員漁師など航海安全と大漁祈願はあとをたたず遠近からの信仰は盛んである。なお特に珍らしいのは古くから若き男女による姫神信仰が盛んで縁結び或は恋人を得るにご利益のある「姫守」をうける人が多く御崎の景色と共に近時有名である。」と縁起を紹介しています。

まず、海に面した大鳥居に驚きました。


その鳥居からまっすぐに歩むと境内の奥にお社が正面に鎮座します。

境内を一回りしながら由緒ある神殿の見事な造りに見惚れました。

家内安全の祈願を込めて参拝を済ませ、崖から瀬戸内の景色を楽しみました。


多島美の美しさは、見渡すスポットにより異なりますが、ここからの遠望も見事です。

さらに西へ足を延ばして海の道「しおさい市場」をひやかしました。

ここも瀬戸内市や備前市と同じく牡蠣が最盛期であり、港に接して設けられた施設では三密対策に配慮した食堂で焼き牡蠣の提供や加工場を利用した直接販売など、賑わいをみせていました。

最近、備前市で牡蠣おこ(お好み焼き)を食したり、瀬戸内市で牡蠣を土産にしたこともあり、地元野菜があれば土産にしようと思い立ち寄りましたが、海産物や赤穂浪士にちなんだ豆腐、塩、お菓子などの販売でしたので、残念ながら何も買い物はいたしませんでした。


そして相生市まで車を走らせました。

景色は工業地帯に変わり、IHI(石川島播磨工業)の中核を成す工場群が続き、関西電力の発電所などを車窓から眺めました。
そこで国道2号線へ出て、一路、岡山への帰路につきました。

徐々にではありますが日が長くなって参りました。