井原市に新名所オープン

井原市で、4月21日、大舌勲市長と「元気いばら まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定に向けた企画検討ミーティングでした。

少し早く着きましたので、市役所駐車場にクルマを停めて、田中美術館に隣接する「田中苑」で小休止をいたしました。

ここの公園は市役所に隣接していると言っても過言でありませんが、苑を流れる小川は、井原市の源泉でして、飲むことができるほどの湧き水が、ふんだんに流れています。

これには心癒されます。

また、最後の薄桜が散り際で、また八重桜は満開でした。

さて、新型コロナウイルス感染への配慮のなか、広い市長応接にて、新型コロナウイルス感染への対策を織り込み、さらに収束後をにらんだ、地方創生第2ラウンドキックオフに向けたメインコンセプトと実行シナリオについて、突っ込んだ本音の意見交換をさせて頂きました。

医療体制については、岡山県との連携を軸に可能な限りの対応を図ることが決められ、その具体的な準備が進められています。

また、井原鉄道をはじめとする公共交通機関の維持、市内の学校での子供たちや家庭へのフォロー体制などについて、政策方針をお伺いいたしました。

創生総合戦略については、いまは集まれませんが、委員の皆様への協力体制の強化策と、実際の委員の皆さんの専門性を活かした、全員参加を見据えた具体的なアクションプランの策定について、そして市役所も若手職員の意識改革、そして知恵を汲み上げる仕組みづくり、創生戦略決定後の参加と行動を喚起する手法について等を議論いたしました。

夕方から、街の中心、小田川沿いの井原市井原町に完成した「IBARA DENIM HOTELS 舞鶴楼」へご案内頂きました。

ここは1902年開業、多くの政治家や文人墨客をもてなしてきた名門旅館「舞鶴楼」をホテル&オーベルジュとして改築、この4月から新たなスタートをきった、井原市の新名所、地方創生の拠点です。


建設当時の歴史を刻んだ資材と地元名産のデニムを活かした室内は、「温故知新」をキーワードとして、明治ロマンに思いを馳せる豪奢と瀟洒を併せ持つ造りです。外出自粛の時節ではありますが、余裕の空間を持つ1階エリアではフレンチメニューに目を奪われました。2階は、気軽に小田川の清流を眺めながら珈琲タイムを楽しめるとのこと。

別館もあり、そこのショップでは、デニム色にゆかりの「岡山ニット インディゴ染め」のお洒落なお店「Moon Beat Quality」で、オリジナル「マスク」を買い求めました。

コロナに負けず、豊かな自然環境と山陽道の恵まれた歴史・文化を活かした、若い世代のセンスを主役に据える地方創生が始動しようとしています。

皆さん、コロナ騒ぎが落ち着きましたら、ぜひお訪ねくださいませ。