【発行】 | 非営利法人研究学会 |
【発行日】 | 平成22年7月29日発行 |
【概要】 | 日本には信用金庫や信用組合、労働金庫などの非営利金融機関が存在するが、地域の市民事業に資金を供給する仕組みは整備されていなかった。近年、市民から広く出資金を集めて地域に循環させるNPOバンクの活動が全国に広がっているが、本来は営利金融を対象とする貸金業の枠組みで融資事業を進めるしかなく、融資原資や運営経費を確保するために苦労している。このような状況下で、コミュニティ・ユース・バンクmomoは東海地方で初めて設立されたNPOバンクとして、20〜30歳代の若者が中心となって、きめの細かな融資審査や金融啓発活動を行っている。将来的には金融機能や融資審査のノウハウを生かして、出資者などの市民や既存の非営利金融機関、中間支援団体と協力して、市民活動を促進する「協働の場」を形成する役割が期待される。 |
【掲載箇所】 | 論文「コミュニティ・ユース・バンクmomoの挑戦 ─市民活動を支えるNPOバンク─」(PP.93-106)を共同執筆。 |
【共同執筆者】 | 馬場英明(愛知学泉大学准教授) 木村真樹(コミュニティ・ユース・バンクmomo代表理事) 荻江大輔(コミュニティ・ユース・バンクmomo理事) 中山 学(株式会社バリオーサ代表取締役) 三村 聡(愛知学泉大学教授) |
【誌面サンプル】 | 論文「コミュニティ・ユース・バンクmomoの挑戦 ─市民活動を支えるNPOバンク─」(PDF[1.1MB]) |