広島県神石高原温泉と学校食堂

広島県神石高原町井関地区の住民が主導して、旧井関小の校舎と運動場をうまく活用して、近くの冷鉱泉を活用した「神石高原温泉」がオープンしたと聞きつけ、6月17日、現地へ体験入浴に参りました。

まずは腹ごしらえ。井原市にある笠岡ラーメンの名店「笠北」を目指しました。そして久しぶりに田中美術館を訪問して「日本刀」特別展を拝観しました。それから山越えのルートで神石高原町へ入り、お目当ての「神石高原温泉」に入湯しました。


資金は出資者を募って調達(1口10万円:建設費約3500万円を調達したとのこと)、町から旧井関小の敷地約200平方メートルを借り受け、木造平屋の温泉施設を新築、外にはテーブルやいすを並べてくつろげるデッキが設けられていました。運営は、住民主導の「神石高原温泉利用組合」だそうです。冷鉱泉を沸かして提供しますが、泉質はラドン、ナトリウムイオンや炭酸水素イオンを含有して、中国地域ではめずらしい少し白濁です。肌に絡みつく素晴らしさ、予想をはるかに超えていてご機嫌です。効能書きには、「肌をしっとりさせるなどの美肌効果が期待」だそうです。料金は大人800円でした。

また、旧井関小の校舎では、教室を改装して懐かしの学校給食をメインメニューにした「学校食堂」がオープンしています。
廃校となった小学校を地域の力で生き返らせ、地方創生の拠点として輝かせる取組みです。

素晴らしい泉質ですので、みなさん、お近くへ行かれたおりには、ぜひ、立ち寄って頂きたいと思います。