年に2回参加している新見市環境保全型森林ボランティア活動、今回は校務のため初日に参加できず、3月1日、朝から新見へ向かいました。まず、恒例のカツマル醤油(創業明治32年)へ岡本研吾社長をお訪ねして、近況報告です。
冬来たりなば、春遠からじ、と申しますが、新見ひな祭り開催中です。
猪叉焼と千屋牛がダブルで入った新見ラーメンスペシャルで元気を頂き、いざ、現地へ向かいました。いま、新見市で流行のダムカレーも頂きたかったのですが、それは次回に取っておくことにいたしました。
さて、新見の作業現場は曇の合間から薄日が差す天候です。幸いに寒くも無く風もありません。
学生達は、自らが伐倒した木の枝打ちをして、搬出地点まで搬送する作業中です。岡山県や新見林業男子のご指導で、安全第一で元気よく作業に励みます。
現場の指揮を執ってくださっているのは、本学法学部出身の佐伯さんです。佐伯さんは、3年前、大手企業に内定していた地域おこし協力隊の道を選択、3月末で3年間の任期を終え、4月から新見市でプロの林業従事者として、新たな道を歩むことになっています。たくましく学生たちを指導する姿に、安堵の気持ちと元気をもらいました。彼のつながりで、岡山で林業の道に進む事を決めた学生が3名は生まれました。
東京で大企業をめざす事も大切な人生の選択かも知れませんが、地域の皆様に温かく支えて頂きながら、自然と共に地域のお役にたてる人生を歩むことも選択肢のひとつであると思います。
佐伯さんの新たな門出、地域担当教員として、ささやかな職務を全うできたと慶んでいます。見守り支えて頂いた新見市の多くの皆様方に心より深く感謝申し上げます。
さて、神郷の宿舎に戻り、学生たちは役割分担しながらチェーンソーの手入れや夕食の支度を始めます。予算内で、楽しい食事の工夫をしています。
岡本研吾社長からはカツマル醤油特製の「かき餅」を差し入れて頂き、私からはお菓子とソフトドリンクを差し入れました。
主催の 一社)人杜守の皆さんや、佐伯さん、学生たちと、とても楽しい時間をすごさせて頂きました。
翌日3月2日は、午前6時起床、朝食を済ませ、7時出発、現地で、朝の挨拶と諸注意、確認・点検、ウォーミングアップの体操をしてから作業にかかります。
最終日まで、事故のないよう、実り多きボランティア活動が継続されることを祈念して、現地を後にしました。