6月7日、朝8時に教職員3人で大学を出発、一路、真庭市へ向かいました。
真庭市では、土木学会と岡山経済同友会のダブルでご指導を頂いている、コンクリート製品の企画開発及び製造・販売 土木建築工事の設計・施工分野で国内有数のエクセレントカンパニーであるLANDES(ランデス)株式会社本社に大月隆行社長をお訪ねいたしました。社の精神を引用させて頂くと「私たちは、知恵をカタチにしていきたいとずっと考えてきました。私たちの、世の人々の想いを、具体的なカタチにするという理念。世の中にないものを自分達の手で生みだすという真の意味での創造。そこに仕事のおもしろさ、やりがい、誇りがあるのであり、また企業としてのアイデンティティがあるように思います。これからの時代、モノのみの機能ではなく、それがもたらす精神的なゆたかさなどを追求していかなければなりません。それは、新しい価値を生み出していくということ。これからの社会変化の方向は不透明なものがありますが、これまでとは違うやり方、これまでにない価値を生みだしていく努力が必要になってくると思われます。これが原点であり、私たちがもっとも大切にしていることです。」とあります。企業理念はじめアジアの経済動向、経営者の覚悟、未来のおかやまの方向性など、誠に示唆に富んだお話をお聞かせいただきました。
11時から真庭市、この4月から総務省より着任された馬内雄大総合政策部長をお訪ねいたしました。留学生の派遣や滞在はじめ、いくつかのご相談・お願い事を申し上げました。また、地方創生の進捗状況についても意見交換をいたしました。東京へ行かれるという馬内部長を岡山駅までお送りすることになり、車中でも、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
一旦、大学へ戻ってから雑務を済ませ、倉敷市へ向かいました。平日の夕方とあって、美観地区は人影少なく、待ち合わせの時刻まで忙中閑有りです。大原美術館所蔵のクロード・モネの「睡蓮」は有名です。ここアイビースクエアの睡蓮は、モネの家の池から株分けされたものです。また、入梅の倉敷は紫陽花が見頃、そして、天領の街並みや川端の木々の緑が、しっとりとした香りを美観地区全体に醸し出し、訪れる人に大人の時間を与えてくれます。
さて、今回の目的は、先日、盛況のうちに閉幕した倉敷教育大臣会合(G7・倉敷サミット)の反省と11月に開催予定のローカルサミット全国大会倉敷開催を控え、今後に向けた倉敷中心市街地活性化策から高梁川流域連携による環境学習の取組みになど、倉敷を代表する経営者や文化人の皆様と意見交換をすることです。お店は割烹「花柚」、時の過ぎるのを忘れ、あっという間に夜は更けました。
サミットを継承したローカルサミットの開催により、これまで以上に倉敷を元気にしよう、との決意を新たにお開きとなりました。
全国から人々が集い、11月4日から「倉敷ローカルサミット」が開催される予定です。岡山大学も全力を挙げてお手伝いいたします。