2月26日、東京は冬晴れです。
午前中に丸の内と霞ヶ関界隈で校務を済ませ、午後から神田駿河台で研修講師を務めました。受講生は労働金庫連合会の4月から職員となる新人の方です。
わたくしは、1983(昭和58)年4月1日、今から33年前に労働金庫連合会に就職いたしました。つまり、フレッシュマン時代を過ごした古巣で、33年後の後輩に新人研修の講師をさせて頂くという記念日であります。
ただ、在職期間は諸事情もあり2年間と短く、その後20年間は、旧大蔵省・旧文部省の公益法人へ勤務(昔は大蔵省広報部と揶揄されていた団体です)、途中、日本商工会議所関係機関への出向や大学連携の担当などを経て、トヨタの研究所へ転職、そして愛知県豊田市にある私学で教員となり、現在の岡山大学、という流転の人生です。
さて、労働金庫は働く人たちを支える金融機関です。労働組合との関係が深いのですが、地方創生で「産官学金労言」がいわれる中で、国民には「金」と「労」が見えにくい感じではないでしょうか。今日は、これまでの転職による怪我の功名とでも申しましょうか「産官学金労言」それぞれに在籍した経験を活かして、「金」と「労」の立場から、若者たちに夢を問いかけながら、古巣に恩返しをしたいと考えて精一杯に講話させて頂きました。
研修終了後、近くのイタリアンレストランで懇親会があり、卒業を控えた学生たちと本音の議論をさせて頂きました。
解散後に、場所を老舗の寿司屋さんに移して、総務部に在籍する昔の同期と、思い出話を肴に、一献傾けながら大人の会話を楽しみました。