ありがたいことに、パリでは、まずまず、良いお天気に恵まれました。
10月26日、モンパルナスの駅まで参りました。岩淵先生のお勧めで、駅近くの老舗の喫茶店「LA ROTONDE」に入店して教員4名でお茶をしました。ここは、1903年創業のパリの老舗カフェです。モンパルナス界隈が、かつてパリの町外れで家賃が安かった頃に、のちに有名人となって名を馳せた文化人や画家が集ったカフェとして、大勢のファンに愛されたお店だと教えて頂きました。店内は、赤で統一され、あでやかながら、誠に落ち着いた独特の雰囲気であり、とても心豊かな時を過ごさせて頂きました。
ここで、ユネスコへ勤務している大原瑞萌さん(大原あかね様のお嬢様)と待ち合わせをして、大原さんに、庶民に人気のレストラン「Bouillon CHARTIER:ブイヨン・シャルティエ」へお連れ頂きました。ブイヨン・シャルティエは、1896年に設立されたパリの「ブイヨン」レストランで、9区にあり、1989年から歴史的建造物に指定されている有名店だとご紹介頂きました。11時オープンの前から並びが出来ていました。オープン直ぐにうまく広い店内に通して頂き、人気のメニューを次々とオーダーしました。あっという間に、広い店内は満席となりました。担当のウエイトレスは、とても陽気で、スピーディな対応をしてくださいました。どの品もボリューミー、味は庶民的で最高でした。大原さんから近況報告を受けながらランチを楽しみました。
さて、パリには緑溢れる公園がいたるところにあります。食後に、モンマルトル駅から徒歩圏のリュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)を訪ねました。パリ市民に最も親しまれている美しい公園であり、また、25ヘクタールもの巨大な敷地を誇るパリ市内で一番大きな公園です。公園内にはリュクサンブール宮殿があり、フランス式庭園の花壇には多くの花が咲き、中央の池では、子供たちが園内で貸し出ししている小さな船を浮かべて遊んでいました。そしてわれわれのような観光客もいますが、親子連れ、犬の散歩をする人、ジョギングをする人、ベンチで本を読むなど、市民が親しみながら気ままな時間を楽しんでいました。公園の解説によれば、ここリュクサンブール宮殿は、フィレンツェ出身のルイ13世の母である、マリー・ド・メディシスが1600年頃に建て、フランス革命時には牢獄として使用されていたこともあり、現在はフランス元老院(上院)の議事堂として使用されているそうです。
そして、リュクサンブール公園を抜けて、カルテェラタン界隈にあるソルボンヌ大学を見学しました。ソルボンヌ大学(Université de la Sorbonne)は、1257年にロベール・ド・ソルボンによって創立されたとされる、12〜13世紀に設立されたヨーロッパ最古の大学の一つであり、歴史に彩られた威厳に満ちた見事な建築物に圧倒されました。ここを拠点にキャンパスはパリ市内および近郊に広がっているとのことです。
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