新アリーナが導く岡山の未来

岡山市が北区北長瀬に建設を検討している、新アリーナの活用可能性を考えるシンポジウム「新アリーナが導く岡山の未来」が、5月30日、岡山大学創立50周年記念館を会場に開催されました。主催は岡山商工会議所、後援を岡山大学がさせて頂きました。
主催者メッセージは、岡山のより良い未来を築くためには、健康で元気な生活を促進し、スポーツを通じて地域を活性化させることが不可欠です。スポーツは、コミュニティにおけるつながりを深め、地域への愛着や誇りを育むとともにまちの魅力をより高めることにも繋がります。このシンポジウムは他地域の事例を学ぶ中で、関係する皆様と岡山の未来についてともに考える機会にしたいとの思いで登壇いただいた皆様の心を一つに開催しました。
開会挨拶では主催者を代表して岡山商工会議所の松田久会頭が、新アリーナ建設に向けて、熱い決意を述べられました。
第1部は、「スポーツを活かしたまちづくり。勝利の方程式は?」と題して、㈱Cキューブ・コンサルティングの西原立代表取締役が、未来志向でアリーナの活用シナリオを提起いただきました。
第2部のパネルディスカッションでは、パネラーは、西原様に加えて、岡山県ママさんバレーボール連盟の中道美鶴理事長、(一社)岡山県バスケットボール協会辻 尚志会長、岡山県卓球協会の加藤 慎一理事長、そしてファシリテーターを岡山大学から副学長・ローカルエンゲージメント担当の立場で小職が担当、各スポーツ団体の代表の皆様から忌憚ない率直な思いを会場の皆様へ伝えて頂きました。そして、閉会挨拶を本学の那須保友学長が担当、岡山大学もこの流れを支援して参る決意を述べて結ばせて頂きました。
そして、このシンポジウムが、一助となり、岡山市の大森雅夫市長は、6月5日、定例会見の席で、建設には市単独で当たり、地元財界と連携して実現に向け取り組む考えを示しました。現在の計画では145億円を見込み整備を検討、最適な施設の規模やコストを再度調査、検討するための費用2,000万円を計上した補正予算案を6月10日開会の定例市議会に提案することを表明しました。

小職は、このテーマに足かけ10年関わってきました。現在も岡山シーガルズ顧問の立場から、アリーナ建設に向けた支援活動を続けています。まだまだ道のりは遠いと思いますが、大森市長が建設に向けての決意を表明した、この6月5日、シーガルズ事務所で黒鷲旗優勝の立役者、キャプテンをつとめた川島亜依美選手、副キャプテンをつとめた宮下遥選手、そして前田明里選手、お三方の『旅立ち祝い』の席で、この吉報を受けました。
皆様方の頑張り、とりわけ黒鷲旗優勝の偉業が、アリーナ建設を後押ししたことをお伝えして、お三方のシーガルズ卒業、そして旅たちを祝いました。
市民に愛され利用頂ける施設実現に向けて、皆様方のご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。