京都の桜を愛でながら遊学

コロナが一服しましたので、春は桜を楽しむ折に、岡山では桜の名所である「醍醐桜」を見物に参っています。今年は、早朝に自宅を出て、一人で愛でに参りました。
さて、4月9日、午前中に会議を二つ済ませて、午後から京都へ向かいました。
京都大学での会議に余裕をもって着きましたので、京都の桜の名所のひとつ「秀吉の醍醐の花見」を拝観しようと醍醐寺へ向かいました。京都駅から山科駅へ一駅、それから地下鉄東西線で数駅、醍醐駅に到着、アクセスよく醍醐寺へ詣でることができました。
ただ、残念なことに、桜のピークは過ぎておりました。「しだれ桜は見頃を過ぎ、ソメイヨシノは桜吹雪が舞っています。境内各所の紅しだれ、山桜、霊宝館の八重桜・白山大手毬が見頃を迎えています。金堂左右のオオヤマザクラは見頃です。」と醍醐寺HPに紹介されていました。

醍醐寺の境内は裏山に伸びるように奥が深く、そして境内全体も広く、遅咲き系の桜を愛でながら、拝観して廻りました。この日は風が強く、湖西線も途中で運行を取りやめ、サンダーバードは、米原周りで運行しているほどでした。そのために弁天堂の水面に散り落ちる桜吹雪は風情があり誠に見事でした。
また、三宝院は、見事であり、庭園全体を見渡せる表書院は寝殿造りの様式を伝える桃山時代を代表する国宝の建造物であり、三宝院庭園は、秀吉が「醍醐の花見」に際して自ら基本設計をした庭と伝えられ、桃山時代の華やかな雰囲気を伝えていると記されていました。また、国宝の唐門は、その家紋のデザインの格調の高さに思わず足をとめました。

さて、醍醐寺から東西線で京阪三条駅まで参り、かもがわ沿いを京都大学方面へ歩きで参りました。あちらこちらに見事な桜並木が続きます。霧雨が降るあいにくの天気でしたが、そのせいか、川に住む鴨川の鴨たちが、歩道まで上がってきて、仲良くお花見を楽しんでいると思わせる風景に、気持ちがほっこりとなりました。
京都大学での学びのあとは、ここまで数年間、お世話になった職員の方の送別会が吉田キャンパス近所のお店で開催されました。桜咲く、京都での半日でした。

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