デニム生地のトップブランド日本綿布様ヘ、11月8日、川井眞治社長をお訪ねしました。
昔ながらの伝統技術を受け継ぎ、一つひとつ丹精込めて糸を染色し、ていねいに織り上げたデニムの風合いや表情にはこだわりがあります。
アパレル産業全体の低価格競争の時代にあっても非量産、高付加価値を経営理念に据えておられ、応接室では、1本70万円の最高級ジーンズを拝見しながら産官学連携の可能性を探求する時間を頂きました。
こうした最高級ジーンズの生地を生産する日本綿布さんの取引先は、海外のトップブランドを取引先として多く持っておられます。例えば、ロサンゼルスのRALPH LAUREN(ラルフローレン)、Chrome Hearts(クロムハーツ)、サンフランシスコのLEVI’S(リーバイス)などがあげられ、RALPH LAURENのジーンズは1本10万円以上の値段がするそうです。また、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)、Hermes(エルメス)などとも取引をされている点、さらに、井原デニムが海外で認められる特徴に、職人がインディゴ槽(そう)に浸けて染め上げた、徳島県産の本物の「藍」を使った糸は目の覚めるような藍色である点、それが大正6年から今日まで100年を超えて続く裏付けとなっておられます。
さて、午後は、井原市にて創生総合戦略と公共施設マネジメントの会議が開催され、両方の会議の委員長を務めさせて頂きました。
田中苑の楷の木が満開でありました。