タイ国訪問その2 メインイベントとファンの心遣い

「バンコク日本博2023」の初日、9月1日は、朝食を済ませて早々に会場入りです。
ブースの設営をテキパキと整えオープンを待ちます。
入場口は動きがとれないほど、驚くばかりの長蛇の列です。

開場と同時に人の波が各ブースに押し寄せるといった表現がぴったりです。タイも少子化が国の政策の課題となっていますが、そうは言いながらバンコク一極集中も課題の国です。ただ、そのエネルギーの凄さは日本を圧倒している、つまり国が成長を続けている証を目の当たりにすることができました。

さて、われわれJETRO&岡山シーガルズチームの目玉、ステージイベントが始まりました。まず、タイ国バレーボール協会のシャンリットCEOと岡山シーガルズの高田さゆり取締役が、バレーボールがとりもつ、タイと岡山の信頼関係と絆の強さについて紹介、今回のタイ日本博を契機として、益々、協力関係を深め、更なる両国を結ぶ企画立案して具体的なアクションを興して友好を深めたいとの宣言を行いました。
続いて、タイで人気の岡山シーガルズ宮下遥選手が、ユニフォーム姿で登壇、タイの多くのファンの盛大なる拍手に包まれながらステージに登場、そして岡山シーガルズがタイ国バレーボール協会との協定をきっかけに、岡山とタイとの関係を深めてきた実績に基づき、ヌットサラ・トムコム選手(Ms. Nootsara Tomkom:元タイ王国バレーボールチーム代表で国民的スター)が宮下遥選手とステージで共演してくださいました。

二人のトークショーでは、会場は静かに耳を傾けてくれました。そして、続く、世界を代表する二人の選手によるトスの競演では、特設ステージは大盛況となり、広大な会場全体が拍手の渦に包まれました。そして出展企業の商品のPRもヌットサラ選手のご協力を得て、抜かりなくさせて頂きました。
こうして、岡山シーガルズのタイでの知名度が更なる向上が、県内企業および各社製品・技術の認知度やイメージの向上につながり、今後の輸出拡大およびタイから岡山に向けたインバウンド拡大の好循環が生まれるきっかけづくりをすることができました。
岡山の企業を代表してご参加いただいた、笠岡市に本社を持つ坂本産業の坂本修三社長(鶏卵業)と岡山市に本社を持つ帝人ナカシマメディカル(医療用機器(人工関節)製造・販売業)の小林貴史副社長に登壇頂き、タイの皆様へご挨拶と企業紹介を頂くことができました。
さて、タイの岡山シーガルズのファンの皆さまが会場へ押しかけてくださいました。
そしてファンを代表して30人の方々が、岡山シーガルズ&岡山関係者との集いの席を設けてくださいました。時あたかも9月1日は、宮下遥選手の29歳の誕生日と合って、会は当初から盛大に盛り上がりました。シーガルズメンバーに加えて、坂本産業の坂本修三社長と関係者、帝人ナカシマメディカルの小林貴史副社長と同社メンバー、そして岡山県のスタッフの皆様も参加いただき、さらにテレビ瀬戸内(TSC)も加わり、インタビューも実施されました。
ファンの皆様のシーガルズへの心遣いは、日本人が忘れかけていた礼節を重んじる凛とした振舞のなかにも、来泰を歓迎してくださる「心のこもったおもてなし」の精神を肌で感じることができました。
シーガルズを橋渡し役とした、両国を結ぶ信頼関係と強い絆があれば、岡山と泰王国との関係はさらに前進できると確信いたしました。
ちなみに、岡山シーガルズ&岡山との集い終了後、さらに厳選したコアメンバー(いつもシーガルズの公式戦や感謝会へ来岡くださるメンバー)で、夕食会が会費制で開催され、シーガルズメンバーと岡山県庁メンバーで参加いたしました。宮下遥選手の誕生日を祝ってくださいました。彼女の帰国に合わせて、空港までお見送りに来てくださいしました。