奥津温泉での安息タイム

お休みを過ごすのに、温泉とグルメは大切なポイントです。
6月25日、クルマを県北へ走らせて、一路、奥津温泉の奥津荘を目指しました。
定番の道の駅「久米の里」で、そずり肉と細身のタケノコの炒め物と卵焼きの巻き寿司の二つを買い込みました。

それから鏡野町を人形峠に向かう途中にある日本蕎麦の人気店「秀峰」を訪ねました。
11時過ぎなのに、もう、並びができていました。
ここは田園に囲まれたのどかな風景です。
その蕎麦屋さんに改装された旧家はお庭が見事です。
珍しい紫陽花が満開でした。
ノートに名前を記入して、待つこと15分ほどで席へ通してもらいました。窓際の景色の良い絶好の座席でした。
限定一日10食の「鴨せいろ」蕎麦大盛を頼みました。
最初は何もつけずに蕎麦を食し、のど越しを楽しみました。
次に蕎麦の鴨汁をつけて、鴨焼きと太いネギを頂きながら楽しみました。
そして蕎麦に一味をかけ、鴨汁には山椒を入れて味わいました。
蕎麦湯は無しにして、残りのつけ汁を最後まで頂きました。

日本蕎麦の美味しい余韻を楽しみながら、奥津温泉「奥津荘」に直行です。
美人女将に立ち寄り湯の1,000円をお支払いして、男湯「鍵湯」に入湯しました。
誰もお客さんはいなくて、ゆっくりと貸し切りのお湯を楽しませて頂きました。
ここは岡山県内では、一番、お気に入りの温泉です。
足元から、源泉が湧き出す温泉は、空気に触れていない、ピュアな程よい熱々温泉です。
これが、早い時刻に参りますと、思う存分楽しめるのですから、都会では経験することはできません。
また、鍵湯の由来は、津山藩主の湯治場であるため、鍵をかけ占有するために命名されたそうです。
また、岡山県の生んだ政治家犬養毅首相や彫刻家の宗像志功がこよなく愛したと伝えられています。
広い玄関には見事な作品が展示されています。
湯上りに、この老舗館の風情や作品を愛でながら、心地よい風が吹いてくる玄関土間で汗を乾かしました。
とても贅沢な時間でありました。