故郷から友来岡

高校、大学時代の親友で、現在、新居浜市「市史編纂室」勤務の祭礼研究・郷土史家の佐藤秀之氏を催事の講師として招聘しました。
招聘した目的は、彼が郷土史家と祭礼研究家として一流であり、故郷である西条市の西条祭りの歴史とその魅力について、母校の岡山での同窓会で講師として講演してもらうためです。

6月17日、11時に岡山駅に到着しました。クルマで出迎え、牛窓の海遊文化館へ向かい朝鮮使節の歴史と展示されている船だんじりを見学いたしました。
朝鮮使節は、朝鮮通信使とも呼ばれ、江戸時代,主として将軍の襲職ごとに来朝した朝鮮からの使節をさします。豊臣秀吉の朝鮮出兵により、日本国と朝鮮国との関係は途切れていたなかで、徳川家康のより国交回復の努力がなされ江戸訪問が実施されるようになったと記されています。徳川幕府は鎖国政策をとっていましたので、この朝鮮国との外交関係は大切にされたようです。
また、船だんじりは、大漁祈願が目的だと思いますが、牛窓の船だんじりは江戸時代末から明治の初めにかけて造られたもので、欅材を主材とし、船形の上に二層の屋形を建て、船底には木製の車輪が付けられています。
ご案内いただいた同館の職員の方と佐藤氏は意気投合、長く話し込みました。
二人の岡山での再会記念に、朝鮮使節の衣装をお借りして、来館記念の撮影をして頂きました。

お昼は牛窓のランドマークであるホテル「リマーニ」さんで和食ランチを頂きました。
唐琴通りを散策して、本源寺、牛窓神社、オリーブ園、西大寺を足早に巡りました。
愛媛へのお土産に「きびや菓子舗」さんで、オリーブ羊羹を買い求め、持ち帰ってもらうことにいたしました。