瀬戸内国際芸術祭実行委員会総会

しばらくぶりに、JR瀬戸大橋線を利用して、5月18日、岡山駅から高松駅まで参りました。
お天気は曇りでした。
平素、クルマから眺める瀬戸大橋からの景色と鉄道の車窓からの眺めは不思議と違います。
さて、瀬戸内国際芸術祭実行委員会第31回総会が、高松市で開かれました。

香川大学からは、国分伸二理事・副学長(財務・施設担当)が、代理出席でしたので、ご挨拶に伺いお名刺交換をさせて頂きました。
さて、瀬戸内国際芸術祭は3年に1度の開催です。
次回は2025年、大阪・関西万博開催に合わせて開催することが決まりました。
瀬戸芸総合プロデューサーである福武財団名誉理事長の福武總一郎氏から、インバウンド客の増加が期待される万博へ来場されたお客様が瀬戸芸を訪れる流れを作り、さらに次回の開催では、瀬戸内の島以外にも四国本土や本州で受け入れを拡大する考えが示されました。大阪・関西万博と連携して誘客効果のアップを目指すために万博委員会へもサウンド、働きかけを行っている旨の報告がありました。
さらに、マスコミ報道によると、連携企画では、岡山県立美術館や香川県立ミュージアム、兵庫県立美術館を中心に7、8館が参加し、会期中に現代アートをテーマにした展覧会をそれぞれ行う流れを具体化しているとの方針が示されたようです。

【総会の要諦】は下記のとおり
次回、2025年開催の特徴は、

  1. 大阪万博との並行開催で世界から人を呼び込むシナリオを描き大いに盛り上げたいとした点
  2. 従来の島中心から四国本土も会場として活用、新たなコンセプトを織り込み新味を出す点
  3. 引き続き自治体からの支援は受けるが、自走できるビジネスモデルに転換したい

逆に課題の指摘は、

  1. そもそも芸術の力で、豊島の産廃を救い、大島のハンセン病島のイメージを払拭して世界から人が集う島々に変え、地方創生に資するという、初心を忘れてはいけない
  2. ここ数年、新型コロナ災禍の影響もあり、航路、陸路共に、公共交通網が衰退の一途をたどり(前回の開催でも移動にバス2時間待ちetc)、この事態を改善しないと来訪者に悪印象を与える結果になりかねない

等でした。
 
さて、お楽しみ駅構内の『連絡船うどん』が工事中でした。そこで、近くの讃岐セルフうどんでトッピングを奮発いたしました。街中うどん屋さんで溢れる高松に敬礼です。
また、高松港でデザートにジェラートを購入、大型フェリーの入航、出航を眺めながら、昼休みのひとときを過ごしました。