岡山大学は、那須保友新学長のもとで、2023年4月2日、「令和5年度岡山大学入学式及び大学院入学式」を挙行いたしました。会場は岡山県総合グラウンド体育館(ジップアリーナ岡山)、学部生・大学院生ら計3,514人の入学を祝いました。
式では那須保友学長が、入学許可を宣言、そして式辞では、新型コロナ禍を乗り越えて入学された新入生の苦労と頑張りを讃えました。そして岡山大学でのキャンパスライフが希望に満ちたワクワク・ドキドキの日々になることを祈念、迎える大学側も全力で新入生を応援することを約束しました。そして新学長の座右の銘である「不易流行」について説き、自らの「不易流行」を考えながら、希望に満ちた日々の暮らしを大切に生きてほしい、と熱く伝えました。入学生を代表し、午前の学部生入学式では、農学部の海士部あきこさんが、午後の大学院入学式では大学院医歯薬学総合研究科の山村容加さんが、心を込めて宣誓の辞を述べました。閉式の辞に続き、続けて岡山大学金光賞授賞式が行われました。
4年振りとなる保護者参加による入学式でしたので、多くの保護者の皆様方も参列頂くことができました。広いアリーナの1階は新入生で隅から隅まで埋まりましたが、2階席も満席で、立ち見の方が出るほどの盛況な式となりました。そして会場の内外で、新入生とご家族の皆様が満面の笑みを浮かべながら記念写真を撮られる風景に胸が熱くなりました。 さて、私事ながら、この4月から大学運営では副学長(ローカル・エンゲージメント担当)を、そして国立大学法人経営では副理事(地域共創・ベンチャー担当)を拝命いたしました。その初仕事が、入学式への参列であり、誠に光栄の極みでありました。前任校では、卒業式で壇上にあがった経験はありましたが、正式な式服(アカデミックガウン)を纏っての式は初めてです。
教員生活のフィナーレに、過分な職務、職責をお与え頂きました。入学式の壇上にて、国立大学法人岡山大学と言う地域の国立総合大学として長い歴史と伝統を誇り、多くの卒業生を輩出、そして数々の教育研究実績を誇る名門校の経営の一翼を担わせて頂く責任の重さが、ひしひしと全身を包みました。まさに身の引き締まる思いでありました。
入学してこられた学生たちのために、微力ながら、精一杯、お役に立てるよう精進と研鑽を重ねて参ることを心に誓いました。