ストラスブール訪問④暮れのまちなか

大学を後にして徒歩で、特にモビリティシステムの様子に気を使いながら街を視察しました。ストラスブールのまちはXmasの装いが始まっていました。
センスの良い飾りつけと数多く並ぶ魅力あるお店に誘われるように、通りは大勢の人たちで溢れていました。大学からカテドラルを抜けて大広場、そしてイル川沿いを世界遺産のプチフランス地区を散歩しながら、本部キャンパスとは違う地区にある医学部と大学病院の脇を通りホテルに戻りました。
何度目のストラスブールでしょうか、幾度訪れてもストラスブールは落ち着いた変わらぬ佇まいを見せてくれながら、新しい都市の新鮮さも併せて見せてくれます。

夜は、岩淵先生の提案で、ストラスブールのコンサートホールにて、クラシックを聴きました。演目は、マーラーの交響曲第1番「巨人」です。
マーラーは、あらゆる楽器を多彩につかう重厚な演奏の演目が特徴で、楽器と演奏者の重さで舞台が抜け落ちたという逸話が有名です。この日もフルオーケストラの陣立てで、Fastヴァイオリン以下、コントラバスまで弦楽器は全員8名の編成で、ハープも2台、パーカッションはティンパニー2名、大太鼓1名、銅鑼1名など、生でマーラーを聴くのは初めての体験で、その凄さを本格的な巨大クラシックの演奏会場で体験することができました。ここもトラムの駅の傍に会場があり、快適なアクセスで多くの市民が楽しめる都市の構造になっていました。

ところで、これまで岡山大学では、千葉、森田、槇野と3代の学長が「学都」構想を掲げ、新学長に就任予定の那須理事・副学長も「学都」構想の継続を明言しています。

組織の理念やビジョンは、トップが変わった際に、急激な時代の変化に対応しなければならないなかで、変わらずに継続すべき、決して、ぶれない経営の軸が必要であると思料します。われわれ現場の教員は一歩一歩、地味ながら、実装できる研究と教育を実践していくしか「学問に王道はない」ないと心得ながら、新たな「学都」構想を継続して行くことを改めて確認いたしました。
岩淵先生の気迫に感服、気遣いに感謝した、仏初日の「国際学都」交流でした。