交通図書賞授賞式

朝から家を出て、久しぶりに市ヶ谷の土手を散歩したくなり、桜がほぼ散ってしまった外堀を散歩しました。
母校の法政大学まで参り、いまではすっかり姿を変えましたが、かつての学び舎を眺めながら一息入れました。
待ち合わせまで、もう少し時間がありましたので、大学の裏にある靖国神社の桜を見物に参りました。かつての職場である現代文化研究所(トヨタ自動車研究所)勤務時代には、桜のシーズンに花見をしたものですが、もう何年も花見をする機会はありませんでした。新しい建物が出来ていて(すでに何年も経過しているのかもしれませんが)、外から戦闘機がみえましたので、無料エリアだけですがのぞかせて頂きました。
ここはいろいろな品種の桜が植えられています。遅咲き系の桜は見頃のものもあり、ぶらぶらしながら楽しませていただきました。なかでも大鳥居の近くにある「右近の桜」が見事でした。

千鳥ヶ淵に参りましたが、さすがにソメイヨシノは葉桜でした。
九段下から地下鉄を乗り継ぎ有楽町へ向かいました。

さて、2021年8月、薫風社より刊行した『地域モビリティの再構築』家田仁(東京大学名誉教授・政策研究大学院大学)・小嶋光信(両備HD会長)監修が、第47回「交通図書賞」(第1部 経済・経営)を受賞いたしました。
その他編著は、小職(岡山大学)、岡村敏之(東洋大学)、伊藤昌毅(東京大学)の3名、ならびに著者として清水哲夫(東京都都立大学)、板谷和也(流通経済大学)、加藤博和(名古屋大学)、鎌田実(東京大学名誉教授・日本自動車研究所)、神田佑亮(呉工業高等専門学校)、冨山和彦(経営共創基盤)、森雅志(前富山市長)、大上真司・町田敏章(地域公共交通総合研究所)(敬称・役職略)と、気鋭の研究者の各分野における知見を総結集したものです。

2022年4月11日、千代田区丸の内の公益財団法人交通協力会で授賞式が開催されました。
同会の上野文雄会長より、岡山からは両備HD小嶋光信会長、地域公共交通総合研究所町田敏章専務理事と小職が表彰頂き、出版社は薫風社三橋初枝社長がトロフィーを授与頂きました。
上野会長から「200冊以上の図書から厳正な審査で選ばれました、おめでとうございます。」と説明を頂き、感動もひとしおです。

表彰式終了後、新幹線に飛び乗り岡山へ戻ってから、夜は大学のメンバーと会合でしたので、さっそく表彰状を見せて報告いたしました。
みんなで祝ってくれました。
西川緑道公園沿いの桜盛りを過ぎて、ハナミズキにバトンタッチの様相です。
時は、確実に流れて参ります。