鏡野町で気分爽快

岡山県鏡野町にある岡山県立森林公園へ出かけました。

新型コロナ禍の影響で休園が続いていましたが、6月から再開されたとの情報を得ましたので、6月27日、梅雨の合間を縫った森林浴と新型コロナ禍による運動不足解消を目的に訪ねました。


この森林公園は優れた自然を保護・維持するとともに自然観察・探求を通じて県民の自然に対する理解とふれあいを深めることを目的として開園され、入園は無料、駐車場も無料です。位置的には鏡野町の北西にあり、鳥取県境にかけて広がっています。

高低差はありますが、標高は1,000m前後の高さにあり、森の面積は334ha(甲子園球場約90個分)、ブナやミズナラ、マルバマンサクなどの落葉広葉樹林が広がり、岡山県内では珍しいカラマツ林やマユミの古木、趣のある山桜の古木などがあり、整備された道を散策するうちに心洗われる気分になります。

アクセスは国道179号線を津山市から北上、奥津温泉の手前、奥津振興センターの少し先を左折して、道なりに十数キロです。

新緑の季節を少し過ぎましたが、園内は濃さを増した新緑に包まれ、ちょうどアザミの花があちらこちらで満開を迎えていました。

途中の道の駅でお弁当を買い求め、ここ園内のベンチに腰掛けて頂きました。

ハイキングの正装をしたカップルや個人の方と時折すれ違いますが、新型コロナ禍自粛の影響か団体の姿はありません。

様々な野鳥の声に合わせて、様々な虫の声が入り交じってこだまし、さらに蝉や蛙でしょうか、聞き覚えの無い声が響き渡り、森全体に得も言えぬ音の世界が広がっていました。

これは都市では味わうことができない、ほぼ野生に近い自然空間が創造されています。

目を閉じて聴き入りますと、脳内は幻想的な感覚に包まれ、誠に経験したことのない不思議な気分に浸ることができました。

帰りは人形峠のまさに峠に出まして、逆に国道179号線を南下して、奥津温泉まで戻りました。そしてかねてより入湯してみたいと夢焦がれていた、岡山県が誇る名旅館である登録有形文化財「奥津荘」に立ち寄り湯をさせて頂きました。


立ち寄り湯の時間間際であり、1,000円の入湯料でこの時の男湯「鍵湯」を貸し切り状態で利用させて頂き、宿のHPにある「清流・吉井川の流れによって作られた自然の川底をそのまま生かした浴槽から湧き出る豊富な湯は、柔らかな絹に包まれたように肌をやさしく包み、時の流れさえも忘れさせてくれます。」という評判通りのお風呂に感激しました。

風呂上りには、奥津渓まで足を延ばして鏡野町のHPにある「吉井川の源流と花崗岩が数十万年の歳月をかけて自然が形造った臼渕の甌穴群は「東洋一の甌穴」と言われる」を眺めて、自然の力に改めて感嘆いたしました。


そして、鏡野町の〆は蜂蜜で全国的に有名な山田養蜂場直営の「山田みつばち農園」に立ち寄り、養蜂箱や苺栽培が進む広大なビニールハウスを見学しました。

ヒツジやヤギ、ウサギなどの動物たちも飼われていて、ちょっとホッとした気分にさせてくれました。

売店で、ちょっとしたお土産を買い求め、苺のスムージー「苺スイートハニー」760円を頂きました。甘すぎずちょうど按配の良い絶品でした。

鏡野町をあとにして帰路につきましたが、ドライブ疲れが出てしまいましたので、岡山市内までもう一息ではありましたが、休憩してひと休みできるところを探そうと、旧建部町の「たけべ八幡温泉」に寄りました。ここは、良く紹介させて頂きますが、お気に入りの源泉かけ流しです。


ここで休憩して眠気を覚ましてから帰路につき、旧御津町のJR津山線金川駅前にあるラーメン「そば作」で、定番の醤油ラーメンを食し自宅まで無事に帰りつきました。