牛窓を愛す

母が長く暮らした瀬戸内市牛窓、4月29日は、生前、お世話になった牛窓を訪ねました。新型コロナウイルス禍が広がるなかで、マスクの着用を守りながらのご挨拶となりました。

愛媛の実家から、岡山市へ移ってからは、牛窓の有料老人ホーム「あいの光」で長くお世話になりました。
牛窓では、海や島の景観に抱かれながら、桜はじめ花いっぱいの街並みを愛で、初詣は牛窓神社への参拝を楽しみにしていました。

オリーブ園やホテルリーマニでも、人生の残された時間を有意義に過ごしました。

晩年は、毎年楽しみにしていた牛窓神社への初詣ができなくなり、残念がることしきりでした。


この日は、牛窓の名店「きびや菓子舗」にて、銘菓「唐子踊」と手造り本練り羊羹「彩」を買い求め、牛窓神社へ参拝して、しばし在りし日を偲びました。

糖尿病でしたが、この羊羹を薄く切って一口食べることを楽しみにしていました。

「きびや」さんでは、奥様にお気遣い頂き、お手製の「蕗の佃煮」を頂戴いたしました。

心の温かさに感謝です。

自粛が言われるなか、県外からでしょうか、数多くのバイクの排気音が耳につきました。

車窓からの眺めでしたが、久しぶりの牛窓は、本当に温かく迎えてくれました。

この新型コロナ禍が過ぎされば、クルマから降りて、改めて母の思い出と、ゆっくり牛窓のまちを散歩したいと思います。