銘建工業訪問


5月18日は、休日ながら真庭市にありますCLT(Cross Laminated Timber:繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料)生産日本一を誇る銘建工業を吉川賢名誉教授と訪問いたし、中島浩一郎社長はじめ幹部の皆様と林業・林産業分野における人材育成やCLTを活用した地方創生の道筋について意見交換をさせて頂きました。

CLTの利用は近年各国で急速な伸びを見せ、東京五輪でも注目を集め、構造躯体として建物を支えると共に、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性などの複合的な効果や木目や木の肌触りを感じる心地のいい空間の創造など、木造建築分野での規制緩和を突破口とした地方創生の主力政策として注目されています。

また、木材は持続可能な循環型資源として環境に優しい特性を活かし、SDGsの観点からも今後の展開に期待が寄せられています。

そして5月20日、岡山の森林資源を活かしたSDGsを考える勉強会を岡山大学地域総合研究センターで開催しました。

カナダBC州から伊藤公久先生、真庭市から銘建工業中島浩一郎社長をお迎えして、岡山県美作県民局、そしてSDGsモデル都市に選定された岡山市、真庭市、さらに経済界が参加、CLTをキーワードに、東京五輪やG20保健大臣会合を契機とした山川里海をつなぐサステイナブルなプロジェクトの可能性を考えました。