平成30年度「国際会議場施設協議会」総会


2月21日は、国際会議場施設関係者の総会が岡山で開催されました。

「地方中核都市のMICE事業の未来を考える」をテーマに基調講演させて頂きました。

ご依頼は岡山コンベンションセンター、会場は岡山駅西口の同センターです。

国立京都国際会館、名古屋国際会議場、沖縄コンベンションセンターの館長はじめ、幕張メッセ、東京ビッグサイト、東京国際フォーラム、パシフィコ横浜、大阪国際会議場、福岡国際会議場はじめ札幌から沖縄まで日本を代表する国際会議場の役席者の方が岡山に集結されました。

MICE とは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(イン センティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。

MICEのもたらす経済波及効果は、「平成28年 度 MICEの経済波及効果及び市場調査事業 報告書」観光庁によると、2015年日本開催の国際会議「C(Convention)」を調査した結果、経済波及効果5,905億円、雇用創出効果は5万4,000人分、税収効果は455億円との試算が公表されています。

MICE誘致の際の「企業インセンティブ」の開催地要件としては、地域・地勢的な魅力や金銭的な支援も当然必要ですが、「主催者の意図する開催目的やテーマを如何に支援するか」の観点が重要であり、プロダクトアウトからマーケットインの発想とシナリオがポイントであると申し上げました。

また早稲田大学と慶応義塾大学(私学)と国立大学を比較して、MICEと大学経営の意識や関係性の違いについて持論を申し述べました。

岡山大学はじめ国立大学は厳しい経営を余儀なくされる環境にあります。

地域社会との関係性を重視したMICEへの取組みについても、もう一段、議論を深める必要性を痛感いたしました。

夕方からANAクラウンホテルに会場を移し、懇親会が開催され、お招きいただきました。

メニューに、瀬戸内の魚や岡山の雄町米で仕上げた日本酒、祭り寿司、エビ飯(色は黒)、蒜山やきそばが並びました。

機会をお与えくださいました、岡山コンベンションセンターの橋本豪介社長に感謝です。