今年最後の東京出張

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2015年12月17・18日、暮れの霞ヶ関や丸の内を中心に、あちらこちらを精力的に巡りました。

文部科学省を訪問する前に、霞ヶ関ビルエリア内にある書店で拙書を見つけました。ちょっと嬉しくなりました。

丸の内や水道橋では、岡山市の都市交通を考える研究会の開催の下準備を行い、御茶ノ水や市ヶ谷、九段と、こまめに廻り、懸案事項の相談にのって頂きました。東京一局集中はマイナスですが、東京で無いとクリア出来ないテーマもあります。いろいろな機能の選択と集中、分散と分権が必要であると痛感いたします。


ただ、オリンピック成功を大きな目標として更なる国際都市への変貌を目指す首都東京ですが、超高齢少子社会の中心核として一局集中を続ける姿を、いまでは遠くから眺める度に、都市としてのブランディングや焦点を見失って、全国から若者をバラバラと呑み込み、個別の駅周辺毎に、地点、地点だけが再開発する姿に、都市全体としてのグランドデザインの欠如が、バブル期よりも気になります。

これは個人的な感情による趣味的な意見の域を出ませんが、バブル期の地上げに屈しなかった、新宿ゴールデン街も自己崩落しているかの錯覚に陥ってしまいます。カオスという居心地の良さが唯一東京の魅力だと思いながら、30年間、暮らしたのですが、私のような世代に、もはや東京での心の居場所は無いのかも知れません。