日本体育・スポーツ経営学会で基調講演

日本体育・スポーツ経営学会で基調講演

12月5日、「子どもの遊び・スポーツ環境の地域格差-地方創生とスポーツ環境整備-」と題した日本体育・スポーツ経営学会第51回研究集会&総合型地域スポーツクラブ岡山協議会クラブマネジャーミーティングが、岡山国際交流センターで開催されました。

主催は、日本体育・スポーツ経営学会です。岡山、香川、徳島を中心に全国から40名を超える大学研究者と総合型クラブ関係者研究者やスポーツクラブ関係者の皆様方が参加されて、大いに盛り上がりました。教育学研究科の高岡敦史先生が大活躍され、僭越ながら基調講演を担当させて頂きました。基調講演では、「地方創生−都市と地方−」と題して、人口減少に伴う危機的な地域社会の未来を、市民参加とあらゆる関係者の合意形成と協働推進により構築していく必要性を、岡山市の西口にある奉還町や東口にある西川緑道公園界隈での学生参画活動の実際を例示してお伝えいたしました。高岡先生の談では「総合型クラブ関係者の研修会は、スポーツに特化したテーマばかりでなく、地域を俯瞰するテーマをもっと取り入れるべきだと思っていたが大成功だったと思う。」と評価いただきました。

日本体育・スポーツ経営学会で基調講演

また、都市部のクラブと中山間地のクラブの現状と経営課題を比較するパネルディスカッションでは、平成の大合併を経た自治体において、都市内分権システムの推進や合併効果の創出を目指す地域社会の姿を、スポーツクラブの活動を通じて垣間見せて頂く事ができました。町内会や自治会、NPOの活動については研究を進めてまいりましたが、地域スポーツクラブも地域コミュニティを豊かにするために、その一翼を担っている事実を始めて知ることができました。

日本体育・スポーツ経営学会で基調講演

さらに、香川大学、徳島大学、福山大学、遠くは東海大学の先生、スポーツクラブの責任者の皆様と情報交換をさせて頂きました。大いに学ばせていただきました。

貴重な機会を与えて頂いた高岡先生に感謝です。

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