9月23日、旅の最終日です。
朝風呂を浴びてから、ホテル周辺の網走湖畔を散策しました。いろいろなキノコが顔を出し、秋を告げています。また、コスモスが綺麗に咲いています。宿泊したホテルの前には石北本線が走っており、列車が走りすぎます。踏み切りの向こう側には、面白い造りの「鉄ちゃん&鉄子の宿」がありました。最近の鉄道ファンが多い時節柄、宿泊される皆さんは、夜遅くまで鉄道談義に花が咲くのだろうと想像しました。
さて、最終日は美幌(びほろ)峠へ向かいます。途中で、美しい景色を撮影しながらも、帰りの飛行機の時刻が心配なため、現地へ速やかに少々アクセルを強めに踏みました。久しぶりに訪れた屈斜路(くっしゃろ)湖は晴れ渡り、文句無い天晴れな眺望です。ここ美幌峠からの景色は、北海道はもとより、わが国の観光地の中でも、屈指のビューポイントであると確信します。
風は強かったのですが、最終日は視界が開け、周囲の山々が、その頂上まで遠望できました。ここは、不朽の名作「君の名は」が撮影された場所でもあります。当時を偲ぶパネルとロケに使用された「幌馬車」が道の駅に展示されています。土産物売り場をひやかし、最後のポイント「神の子池」へと向かいました。この池は、摩周湖(神の湖)からの伏流水で、1日あたり12,000tもの清水が湧いているとのこと。それにしてもエメラルドグリーンと言うだけでは、表現できない、得もいえぬ神秘的な美しさを湛え、今にも女神様が現れそうな湖面に吸い寄せられそうになりました。
女満別空港までの道すがら、お気に入りのシーンをカメラに収めながら、クルマを飛ばしました。
全ての行程を終えて、出発まで少し時間がありましたので、空港前のラーメン屋さんに立ち寄り、旅の無事に感謝しながら北海道ラーメンで〆ました。女満別から羽田、羽田で家族と別れ、岡山へと飛行機を乗り継ぎ、夜には官舎へ無事に着きました。
誠に思い出に残る旅となりました。
北海道の旅~美幌峠
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