九州大学マネタリーカンファレンス

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8月8・9日、九州大学マネタリーカンファレンス(Kyudai Monetary Conference)が、九州大学箱崎キャンパス経済学部棟2階中会議室で開催されました。まず、報告者のトップバッターとして小職から「地方創生における地域金融機関の役割」というテーマで午前中の2時間をいただき報告いたしました。そこでは、この秋に開催される日本金融学会の秋大会において同題で報告される研究報告の討論者を担当することになっているため、その内容をベースに持論を提示して、先生方から貴重なコメントやアドバイスを頂きました。地域金融機関の中でも、とりわけ協同組織金融機関は「助け合う、気持ちをつなぐ金融機関の実現を目指し、①理念に基づく協同組織金融としての独自性を発揮、地域で同じ立場の「運命共同体」組織と連携した、新たな活動に基づく体制で地方創生に貢献すべき、②会員取引構造や商品構造の把握により、金利リスクの低減を志向しつつ、地方創生戦略における地域分析と地域金融機関が持つ顧客分析を融合することにより、新たなビジネスモデルの展開や手法を産官学金労言で展開する組織を創設する、③流動性リスク、金利リスクの観点からは、信用金庫が持つ協同組織性から得られる、各種の情報を活用したマーケティング戦略を展開することで、取引親密度を深め、リテンションを高めることにより、流動性リスク(解約リスク)を軽減すべき、そして、会員の取引ぶりからニーズを適切に読み解きアドバイス・リスクを適正にテイクしながら情報を非対称なままにすることなく分析・開示して伝え、相互にプラスの効果をもたらすことこそが、協同組織金融の相互性、互恵性を確実にすることにつながる、というのが小職の持論です。
さて、昼休みを挟んで、「アメリカ大手商業銀行グループの引受業務への進出」「アメリカ式ノン・リコース・ファイナンスの展開:証券化の現代的基礎手法」掛下達郎先生、「非伝統的金融政策の展開」森田京平氏、翌日9日は、「アジア発展途上国の金融業」「家計の金融行動と金融機関経営」前田真一郎先生、昼休みを挟んで、「シンガポール金融市場の機能と役割に関する一考察-資産運用業の視点から-」取越達哉氏でした。どの報告も詳細な分析に基づくハイレベルな内容であり、大いに学ぶことができました。
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さて、博多といえば博多ラーメンや明太子、新鮮な魚、そしてアジアへの窓口としての歴史と文化、今回も博多ラーメンを味わい、夜は反省会と来年度への企画会議を兼ねて、川波洋一先生を囲み盛り上がりました。また、2日目の朝は、筥崎宮に参拝しました。筥崎宮HPによれば「筥崎宮は筥崎八幡宮とも称し、宇佐、石清水両宮とともに日本三大八幡宮に数えられます。御祭神は筑紫国蚊田(かだ)の里、現在の福岡県宇美町にお生まれになられた応神天皇(第十五代天皇)を主祭神として、神功皇后、玉依姫命がお祀りされています。創建の時期については諸説あり断定することは困難ですが、古録によれば、平安時代の中頃である延喜21年(西暦921)、醍醐(だいご)天皇が神勅により「敵国降伏」(てきこくこうふく)の宸筆(しんぴつ)を下賜され、この地に壮麗な御社殿を建立し、延長元年(923)筑前大分(だいぶ)宮(穂波宮)より遷座したことになっております。創建後は祈りの場として朝野を問わず篤い崇敬を集めるとともに、海外との交流の門戸として重要な役割を果たしました。鎌倉中期、蒙古(もうこ)襲来(元寇)のおり、俗に云う神風が吹き未曾有の困難に打ち勝ったことから、厄除・勝運の神としても有名です。後世は足利尊氏、大内義隆、小早川隆景、豊臣秀吉など歴史に名だたる武将が参詣、武功・文教にすぐれた八幡大神の御神徳を仰ぎ筥崎宮は隆盛を辿りました。江戸時代には福岡藩初代藩主黒田長政、以下歴代藩主も崇敬を怠ることはありませんでした。明治以降は近代国家を目指す日本とともに有り、同18年には官幣中社に、大正3年には官幣大社に社格を進められ、近年では全国より崇敬を集めるとともに、玉取祭や放生会大祭などの福博の四季を彩る杜(もり)として広く親しまれています。」と紹介しています。
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その昔、福岡の銀行へコンサルティング業務で6年間通いました。その折に銀行の方に誘われて「放生会大祭」へは2度訪れたことがあります。全国の的屋(てきや)や香具師(やし)が大集合するイベントです。「放生会大祭」は夜ですので、日が高いときに訪れたのは初めてです。朝の境内は神聖な空気に包まれていました。

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