6月28日、いよいよ、倉敷木材株式会社の大久保憲作社長を中心に準備が進められてきた「高梁川流域学校」が設立されました。会場は倉敷公民館です。
▲ 大原理事長挨拶
記念フォーラムでは、大久保社長より、「本校は、昭和29年に大原總一郎氏らによって設立された高梁川流域連盟の理念を継承し、私たち一人一人が身近な隣人たちと地域の明るい未来を創るために働き、有意義な活動をしていくことを目的にしています。2003年から流域の環境教育を中心として活動してきたGREEN DAYの成果を反映して、流域の自然、歴史文化、産業を学ぶ地域教育と地域経済に資する観光振興を融合させた活動を行っていきます。」と開校が宣言されました。
今回のフォーラムのプログラムは、午前中に、高梁川流域学校の[1]地域教育「地域からの学びを考える」活動理解促進を考える分科会と[2]持続的事業として「流域学校の事業化を考える」分科会に分かれて議論がなされました。活動に参加する関係者の交流を目的としつつ、流域学校の考え方や進め方を検討し、流域で活動している団体に広く目標を共有することが目的です。午後の部は、伊東香織倉敷市長の祝辞で始まりました。まず高梁川流域学校校長に就任した民俗学者の神崎宣武氏による基調講演「高梁流域学校の昨日・明日」です。
さらに、それを受けて、識者5名による記念シンポジウムが開催されました。発言者は、ヨーゼフ・クライナー氏(ボン大学名誉教授)、澁澤 寿一 氏(認定NPO法人共生の森ネットワーク理事長)、大原 あかね 氏(公益財団法人大原美術館専務理事)、荒木 勝 氏(岡山大学理事・副学長)、進行役は大久保 憲作 氏(倉敷木材株式会社代表取締役社長)です。
シンポジウムの後には、交流会が倉敷国際ホテルで開催されました。大原謙一郎大原美術館理事長(お写真)や伊東香織倉敷市長はじめ大勢の方がお祝に駆け付けました。
今後の活動に期待しています。