全国信用組合中央協会と産学連携活動を展開

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信用組合と大学間の産学連携事業を進めている社団法人全国信用組合中央協会は、愛知県下では愛知学泉大学との連携により、信用組合の地域金融機関としての役割を知らせる活動を実施しました。私たちコミュニティ政策学部では、11月12日、ゲストとして全国信用組合中央協会副会長で大同信用組合理事長の石川泰旦さんを大阪からお迎えし、本学8号館103教室にて、約70分間にわたる講演をお願いしました。
大同信用組合さんは、大阪市西区に本店を持つ、大阪で最も歴史のある名門信用組合です。三年生対象の講座『現代社会の課題』に登壇いただき、演題は「地域金融の重要性と信用組合の役割」、信用組合業界からみた地域金融の将来と日本経済において果たすべき役割について熱く語って頂きました。50名を超える学生達は皆真剣に聴き入っていました。講演後に実施した学生の感想文からは”信用組合が社会で担う役割について大変良く学ぶ事が出来ました。将来の職業選択の観点からも興味を持つことが出来ました”など、前向きな意見が多く寄せられました。
コーディネートを担当した喜びを、連携した全国信用組合中央協会側のコーディネート役のしんくみ研究センター審議役の小路祐広さんと共有する事が出来ました(打ち合わせの様子は本ブログ6月1日号に掲載)。
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 ▲ 写真中央が石川泰旦理事長
講演後、石川理事長、大同信用組合の方、小路審議役、大学側から小職に経営学部の高橋真教授を加えて昼食を兼ねた意見交換会を行いました。両者の間で一歩一歩ながら前向きに成果を出せるよう継続した活動に育ててゆくことで合意をいたしました。
なお、石川理事長にご講演いただきました「地域金融の重要性と信用組合の役割」の資料(PDF[2MB])は、本学の3年生向けに、信用組合についての資料はもとより、愛知県におけるマクロ経済に関する諸指標や社会人を目指す学生への心構えなど貴重な内容が盛りだくさんなため、本ブログへ掲載させていただきます。
また、未定稿ながら、小職の本学『コミュニティ政策研究所紀要』掲載予定の拙稿【研究ノート】「金融自由化からみた金融政策の歩みと展望」(未定稿=2010年11月校正中)(PDF[396KB])を併せて掲載します。
学生諸君は、これら資料を参考にしてください。