▲ 写真は左から戸谷先生、金原君、村林先生です。
愛知学泉大学のサークルにエコキャップサークルがあります。
エコキャップ運動とは、ペットボトルのキャップの回収、再利用を通じて、環境問題、ゴミ問題、そして国際的な福祉活動の展開をテーマに、小学生から高齢者まで市民レベルで進める社会的意義の高い取り組みです。
わが国にもいくつかのエコキャップ運動を進める団体がありますが、その代表的な組織である「NPO法人エコキャップ推進協会」の説明を以下に引用します。
『日常生活のなかで頻繁に利用されているペットボトルのキャップを、一般のゴミに混ぜてしまうと、焼却処分されCO2の発生源になり、また埋め立て処分されると土壌を汚染し地球環境を破壊する事になります。地球温暖化の進行が心配されているなかで、ボトルキャップを分別回収することにより再資源化を促進し、CO2の発生を抑制でき、そしてキャップの売却益で世界の子どもたちにワクチンを届けることが出来る。それは国境を越えた未来へのすばらしい贈り物になると思っております。私たちは、「ペットボトルのキャップを集め、再資源化し、CO2を削減し、世界の子どもたちにワクチンを贈る」この3つをテーマに、活動を展開したいと思っております。(NPO法人エコキャップ推進協会 理事長 笹森清 より引用)』
さて、先日、地元の豊田市立小清水小学校の保護者の方から本学にエコキャップサークルがあることを聞いて「小学生がエコキャップを一杯集めたのだけど、これまで引き取ってくれていた業者さんが活動をやめたため、小学校にキャップが貯まってしまい、どうしたらよいか困っています」との相談を頂きました。そこで、クラブの代表をつとめる金原崇裕君(コミュニティ政策学部4年生)が小清水小学校をお訪ねして、企画委員会ご担当の戸谷昭博先生から詳しいお話を伺いしました。金原君から、「小学生と大学生が共にエコキャップ活動を通じて環境問題や福祉問題を学べる機会を設けてはどうか」と提案をさせていただきました。
同行した顧問の村林聖子先生(専門は法哲学)と小職から、「お互い行事日程が濃密ななかでの新たな取り組みには調整が必要だと思いますが、ぜひ、大学生が小学生に何かできることがあればご検討ください」とお願いをしました。
私事ながら、NPO法人エコキャップ推進協会の笹森清理事長とは、全国労働金庫協会の幹部研修の講師として2度ばかりご一緒させていただき、直接、エコキャップ推進活動に関してお話を拝聴したことがあります。誠に高い見識をお持ちの方です。
こうしたキャップを集めるという地道な活動が、一歩一歩、輪を広げ、明日のよりよい社会を築く礎になれば良いと思います。