パーソナルモビリティ走行の社会実験に学生が参加

パーソナルモビリティ(Winglet)

豊田市は、国土交通省の選定(超小型モビリティの利活用に関する実証実験)を受け、また、内閣府から選ばれている環境モデル都市、さらには、次世代エネルギー・社会システムを目指すまちづくりの観点から、10月4日(月)〜8日(金)、12日(火)〜15日(金)にかけて、豊田市駅前のCOMOスクエア北側隣接地において、パーソナルモビリティ走行の実証実験を実施しました。この社会実験では、パーソナルモビリティを中心市街地において走行実験を行い、移動手段としての有効性、歩行者など他の交通に与える影響等に関する調査を実施ことが課題となります。

豊田市から依頼を受けて、愛知学泉大学からは世代20歳代のセグメントとして、5・6日に男子学生3名(試乗体験は男性2名)、15日に女子学生3名と男子学生1名(試乗体験は女性2名)が参加しました。試乗後にはアンケートに回答して感想や意見を述べました。また、その後の授業の中でも振り返りをしました。

また、この実証実験では、パーソナルモビリティの有効性や歩行者との共存の可能性などを検討することが目的とされ、企業、市民、関係機関と連携して行い、低炭素で環境に配慮した交通まちづくりを進めることを狙いとしています。

参加した学生からは、パーソナルモビリティ(Winglet)の試乗体験は、未来志向でとても楽しかった。ただ、高齢社会対応を考えるならば、高齢者、とりわけ後期高齢者の方には、乗車時(スタート時)・降車時の安全性に不安が残り、運転免許証の返納問題への対策(低速モビリティ)に向けてもう一段の工夫が必要ではとの意見が出されました。また、こうしたパーソナルモビリティが安心して走行できる道路環境の整備が必須であり、歩行者はもちろん、自転車や電動車いすとの連関性を確保しながら、一般の個別交通や公共交通との棲み分けを実現することができるか否かが大きな課題であるとの感想が聞かれました。授業では、今回の経験を、現在、進めている逢妻地域でのエコドライブプロジェクトにどのように活かすかについて次回以降検討を進めることにしました。