NPOバンクの活動を紹介しました

昨年の非営利法人研究学会の際の論文「コミュニティ・ユースバンクmomoの挑戦 ─ 市民活動を支えるNPOバンク ─(PDF[1.1MB])」が学会誌に掲載されましたのでご関心ある方はご覧ください。
日本におけるNPOバンクの始まりは1994年に設立された未来バンク事業組合です。現在、日本各地にNPOバンクが生まれています。その背景には、金融機関が担保を中心に融資を考えるために、市民が望んでいる福祉、まちづくりなどの分野、さらにその担い手となる NPOやNGOなどの市民活動に資金が回ってこないという問題があります。非営利法人研究学会は企業会計・財務や公認会計士の先生方、専門家が多い学会ですが、同僚の経営学部馬場英朗准教授の勧めで、共同参加させていただく機会を得ました。
ここで登場する愛知県のNPOバンクmomoは、自分たちのお金が、身近な暮らしに生かされる形で循環することを目標とし、市民から拠出された資金を、市民の視点で、地域に必要とされる事業に融資するという姿勢を貫いています。