代表発起人の一人を仰せつかりました 「人を大切にする経営学会」の設立大会が、9月23日、法政大学市ヶ谷キャンパス「外堀校舎」にて開催されました。メイン会場の法政大学「さったホール」は満席状態で、参加者の多さに驚きました。
冒頭、代表発起人の清成忠男元法政大学総長の挨拶に続き、藤井基之文部科学副大臣及び山本香苗厚生労働副大臣、岩井茂樹経済産業政務官から来賓祝辞がありました。そして、この学会の実質の生みの親である坂本光司法政大学大学院政策創造研究科教授・NPO法人オールしずおかベストコミュニテイ(障がい者の就労支援機関)理事長から、挨拶がありました。その趣旨は「この度、私たちは「人を大切にする経営学会」を設立することといたしました。ご承知のように、経営学や人に関する学会は数多くありますが、「人を大切にする経営学会」は、経営学者や経済学者・社会学者・医療福祉学者といった大学関係者に加え、第一線の経営者や弁護士・公認会計士・経営コンサルタント、さらには金融機関や自治体等産業支援機関の担当者の参加を得た、かってない学際的・業際的な学会ではないかと思います。学会の主目的は、「人をトコトン大切にしている企業こそが、好不況にぶれず好業績」という先行研究の深化・体系化と、人を大切にする企業経営の普及にあります。そして皆が程度の差こそあれ、幸せを実感できる産業社会の形成の一助になることです。 」とあります(HPより)。
▲ 坂本先生
昼休みを利用して第1回理事会が開催され、僭越ながら常任ではありませんが、理事に選ばれました。また、理事会では、「本会は、人、とりわけ社員等の満足度や幸せこそ最大目標であり最大成果と考える「人を大切にする経営」を研究対象とし、その研究成果を広く社会に還元、啓蒙する活動を行うことを通じて、よりよい企業経営を行う企業が増加することを目的として、以下の事業を行います。」として、
が決定されました。
また、午後からは、記念講演として、藤沢久美 (ソフィアバンク 代表)による 「ぶれない企業の7つの法則」 、記念講演Ⅱ として坂本光司(法政大学大学院 教授)「人を大切にする企業の100の指標」がありました。さらに、人を大切にする経営トップによる事例研究発表 として、川原 正孝 氏(株式会社ふくや 代表取締役社長)、鵜飼 俊吾 氏(昭和測器株式会社 代表取締役)、十河 孝男 氏(徳武産業株式会社 代表取締役)、沢根 孝佳 氏(沢根スプリング株式会社 代表取締役)、渡辺 良機 氏(東海バネ工業株式会社 代表取締役)、西 泰宏 氏(西精工株式会社 代表取締役社長)が、それぞれ持ち前の経営理念と実践展開の実際を熱く語られました。そして、休憩をはさんで、「人を大切にする経営とは」と題して、シンポジウムが竹内利明(電気通信大学 特任教授)の進行により、パネリスト 近藤宣之(株式会社日本レーザー 代表取締役) 、青谷洋治(株式会社坂東太郎 代表取締役)、西浦道明(アタックスグループ 代表パートナー)、三村聡(岡山大学 教授)、小野寺 俊孝(東京弁護士会 弁護士)、そしてコメンテーターとして、錦戸典子(東海大学 教授)、早田豪(中小企業庁 事業環境部 調査室長)の顔ぶれで開催されました。
小職は、パネリストとして登壇させていただき、岡山県総社市障がい者1000人雇用の取り組み状況を中心に話題提供させて頂きました。
こうして大盛況のうちに設立大会は終了し、会場をアルカディア市ケ谷へ移して懇親会が開催されました。パネリストをさせていただいたこともあり、岡山はもとより中四国からご参加の経営者の方や学者の方々と意見交換や名刺交換をさせていただきました。
とても有意義な機会を頂戴できました。坂本先生に感謝申し上げると同時に、中四国での活動をサポートして参る決意を確たるものにしました。今後の活動ぶりにご期待下さいませ。