9月19~20日、九州労働金庫長崎県本部が主催する推進委員交流集会にお招きいただき、講演とワークショップを担当させていただきました。会場は長崎駅前にあるホテルニュー長崎の鳳凰閣東の間(3階)です。長崎市では最も高級なホテルです。
まず、開会あいさつ(総合司会)に長崎県本部推進委員会の山口裕志事務局長が立たれ、主催者あいさつは、長崎県本部推進委員会の中野忠委員長、そして九州労働金庫あいさつを九州労働金庫の森田孝徳長崎県本部長、さらに九州労働金庫宗安勝敏専務理事がされました。また、渡邊秀與推進役員が永年功労表彰を受けました。
そのあと、小職より基調講演とワークショップ(グループ作業、グループ発表)のコーディネートを担当させていただきました。基調講演では、労働金庫が果たすべき勤労者自主福祉金融の理念を大切にする経営に力点を置き、労働金庫の存在意義を設立理念から読み解き、金融自由化と規制緩和の潮流と労働金庫経営の実像を確認し、財務諸表分析からみた労働金庫の強み・弱み・機会・驚異を明らかにしました。この強み・弱み・機会・驚異について、後段のワークショップでSWOT分析の手法を用いて全員で議論いただきました。そして協同組織金融の特色と会員力を活かした経営とは何か、九州労金の新しいビジネスモデルを考案頂き、勤労者の未来をサポートするための具体的な施策をグループで検討・宣言していただきました。
16グループ(13グループで討議、3グループが事務局)、100名をはるかに超える、わたくしの経験では、かつてない人数での大ワークショップとなりました。
小職の博士論文のテーマであり、現場の声に基づく実践的なヒアリングを兼ねさせていただき、アクティブな時間を過ごさせていただきました。
こうして熱のこもった議論を受けて、続いて懇親会が開催されました。懇親会ではトランプゲームや抽選会など、参加者が楽しめるような工夫がなされたイベントが目白押しで、みなさんから盛んに拍手が送られました。お開きは、勤労者自主福祉金融ならびに九州労働金庫の発展と皆様方の健勝を祈念して万歳で締めくくられました。
こうして午後1番から開催された交流集会は閉幕し、その後、関係者により反省会が開催されました。この席でも熱い議論が続けられ、多くの最前線で活躍されている皆さんと意見交換ができました。
最後に事務局の皆様が気遣って下さり、「長崎へ来んしゃったら、雲龍亭の餃子と思案橋ラーメンたい」とのことで、思案橋界隈にて仕上げました。「雲龍亭」の餃子は小ぶりながら絶妙の味で、一人前は軽くぺろりとお腹に収まります。狭い店内は満席で、ちょうど2階のお客さんが帰ったため、うまく待たずに入れました。餃子が届いてものの10分ほどでたいらげ、続いて「思案橋ラーメン」へハシゴです。この思案橋ラーメンは芸能人に人気の店とあって、店には有名人の色紙が所狭しと飾られています。
とりわけ、福山雅治は、長崎に来るたびに立ち寄るとあって、何枚も色紙が並んでいます。特製ちゃんぽん麺を注文しました。真ん中に卵の黄身が乗っているのが特徴です。イカやあさりに加え、長崎名物のかまぼこから魚介の濃厚なダシがとれ、それに野菜の旨みがミックスされた、至高の味であります。また、美味そうなオデンが大鍋でグツグツ煮えています。ちゃんぽんが来るまでのつなぎだと、厚揚げを注文していただきました。こうして長崎の夜を堪能させていただきました。
翌日は、長崎空港へ向かいました。長崎「がんばらんば」国体まで22日とあって、最後の準備が急ピッチで進んでいます。空港にも案内コーナーが多数作られています。九州労働金庫様からも福砂屋のカステラをお土産に頂戴したのですが、さらに空港で、角煮まんじゅう、五島うどん、五島高菜漬、あごだしスープの素、柚子こしょう、からすみの瓶詰など地元の特産品をたくさん買い込みました。
本当に多彩な食材に恵まれた土地柄であると改めて感激いたしました。