高幡山金剛寺にて紫陽花を愛でる

6月ですので梅雨らしいといえばそのとおりですが不安定なお天気が続きます。
6月22日のこの日も朝からまとまった雨です。それでは「梅雨には紫陽花」ということで、日野市の京王線高幡不動駅前にあります高幡山金剛寺(通称:高幡不動)へ紫陽花見物に参ることにいたしました。
高幡山金剛寺
境内は雨に打たれながら紫陽花の花が満開で見頃を迎えています。ちょうど不動堂で護摩修行がはじまるということで、参列させていただきました。
ちなみに不動堂は重要文化財で東京都最古の文化財建造物です。高幡山金剛寺のHPによれば「お護摩とは、梵語でホーマ(homa)といい、〈焚く〉〈焼く〉などの意味をもつことばで、仏の智慧の火を以て煩悩(苦の根元)を焼きつくすことを表します。御本尊(不動明王)の前に壇を設け、さまざまな供物を捧げ、護摩木という特別な薪を焼きつくし御本尊に祈る真言密教独特の修法で、たいへん霊験あらたかであると云われております。お護摩の火は不動明王の智恵を象徴し、薪は煩悩を表しています。護摩の儀式を通じて薪という煩悩を、不動明王の智恵の炎で焼きつくし、ご信徒と共に、ご信徒の願いが清浄な願いとして高まり、成就する事を祈ります。」とあります。
護摩修行がはじまりました。最初は越天楽の調べが流れます。これは神仏習合の流れでしょうか、そして僧侶たちの読経に合わせて護摩が焚かれます。荘厳な雰囲気が不動堂を包みます。護摩の炎を受けて、正面奥に鎮座する不動明王像が一層の迫力を帯びます。はじめての経験でした。
さて、五重塔の地下にある展示物の見学を済ませてから、お目当ての紫陽花を愛でようと境内を散策しました。激しい雨ではありますが、逆に紫陽花が活き活きとして見えるではありませんか。
紫陽花

紫陽花
特に、ここ高幡山金剛寺は、紫陽花の種類がとても多くて、鑑賞する人々の目を楽しませてくれます。結構な保養をさせていただきました。
忙中閑ありの一日でした。
紫陽花

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