高梁川流域の支流の水源に日本太古の姿を保っている湿原があります。それが「鯉が窪(こいがくぼ)湿原」です。
池は「約300年前、元禄時代に灌漑用水池として築造され、安政年間に備中松山藩主板倉氏が修築した。満水時の面積は約2.7ha、1周が2.4キロ」とあります。その名のとおり水面には鯉が群れています。
「ここは西の尾瀬沼と呼ばれ云々」と新見市のホームページにありますが、私の印象は、手がついていない上高地です。ともかく、観光地化されていない素朴な自然がそこにあります。
パンフレットには「植物は、北方系、満朝系の残存植物をはじめ、日中共通植物や、日本固有植物その他の湿性植物、水生植物の多種類が生育している」とあります。専門的なことはわかりませんが、国指定の天然記念物だけあって、神秘な佇まいに魅了されます。
下手な写真ですが晩夏編のアルバムとしてアップさせていただきます(本記事掲載外の写真や、より大きいサイズの写真が こちらからご覧いただけます)。
湿原の入口に位置する道の駅の隣には、岡山大学医学部が地域医療活動を支援している哲西診療所もあります。ぜひ一度、訪れてくださいませ。
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