[3月2日、岡山大学創立五十周年記念館金光ホールにて]
岡山大学は、平成26年度文部科学省スーパーグローバル大学創成支援事業(Top Global University Project)」に採択されました。これまで語学力強化や地域でのフィールドワークを含むグローバル実践型教育等を通じて、世界で活躍できる「実践人」の育成を目指して様々な取組等を進めて参りました。テーマは「ともに育て、グローバルに活躍する高度実践人-PRIMEプログラムの深化・発展とSDGs-」。来賓として、文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室の進藤和澄室長から挨拶を受けました。
続いて、「PRIMEプログラムを深化・発展させる槇野ビジョン」と題して、槇野博史学長が事業報告を行い、さらに基調講演では、SDGsとPRIMEプログラムへの期待」と題して、国際連合大学サステイナビリティ高等研究所の竹本 和彦所長が、SDGsとPRIMEプログラム、さらにSDGsとの関係性について話題提供されました。
パネルディスカッションでは、「これからの持続発展社会への道をグローバルに拓く高度実践人の育ち方、育て方」をテーマに掲げ、モデレーターを佐野寛理事・副学長(教育担当)が、コメンテーターを大原美術館の大原あかね理事長がつとめられました。パネリストは、環境理工学部4年生の長澤諒祐さん、文学部4年生の瀬崎景己さん、グローバル・ディスカバリー・プログラム1年生(タイからの留学生)のPandita Suthampornさん、大学院教育学研究科の高岡敦史講師、岡山経済同友会の松田久代表幹事、タイ・カセサート大学食品開発研究所のSombat Chinawong所長が登壇、学生はグローバルな視点から自らの体験談を踏まえて学んだ知見を、他のパネリストは、それぞれの専門的な立場から持論を展開いたしました。
神崎浩理事・副学長(国際担当)が、全体のまとめをさせて頂き閉会しました。
地域総合研究センターが担当する岡山県の林業・林産業分野の企業の皆様方にご協力頂き、カナダの大学生(UBC)と共に受け入れて頂いた、グローバル実践型社会連携教育プログラムに参加した瀬崎さんの報告もあり、その成長振りに満足しました。
彼女は、4月から県北の林産企業へ勤務いたします。
岡山大学は地域社会と共にグローバル人材の養成を展開して参ります。