現在、岡山駅西口活性化協議会では、若者に人気の街、東京都武蔵野市吉祥寺をベンチマークとして、奉還町商店街を活性化すべく新たなまちづくりに向けた取組みを進めています。特に、吉祥寺駅北口の「ハモニカ横丁」は、昔からのレトロな雰囲気を残しながら、斬新なアイデアで学生やサラリーマン、OLまで幅広い層から支持を得ています。
9月25日、そのハモニカ横丁の居酒屋で、岡山県真庭市勝山にある創業文化元年(1804年)の蔵元、辻本店「御前酒」さんが、出張利き酒会を開催すると聴き、駆けつけました。
杜氏の辻麻衣子(備中杜氏)さん自ら、お客さんにお酒と岡山をPRして廻ります。利き酒は5種の「御前酒」で、純米吟醸「如意山」、「9NINEひやおろし」、新米「美作」、特別純米「萬悦」、菩提元にごり火入れ、の順に振舞われました。酒米には岡山県産《雄町》が使われています。つまみも岡山名物「さわら」の刺身にはじまり、銀杏塩炒り、さつまいも煮、焼き鳥もも串、舞茸とししとうの天ぷら、そして〆は、握りすし(まぐろ、やりいか)です。裏路地の風情に立ち飲みが似合います。
ご両親が岡山県津山市の出身というOLの方と意気投合しました。いつもは、数軒となりのビールのお店をご贔屓にしているそうですが、そのお店に、今日の「御前酒」利き酒会の案内があり、岡山の酒と聞いて来店したそうです。こうしたお店間の情報共有システムは大切であると感じました。ほろ酔いで路地に歓声があがり、来店客が盛り上がった頃に、流しのギター弾きが紹介されます。1曲500円。トップをきって小職がリクエストをさせて頂きました。その後は、抽選会が催され、辻さんから御前酒が販売しているグッズやお酒が景品として提供されました。愉快に、そして美味しく岡山の日本酒を堪能した夜でした。
辻さんに、お礼とエールを送り、帰路につきました。
なお、辻本店さん訪問の様子は、7月10日のブログ記事で紹介しました。よろしければ併せて御笑覧くださいませ。