上山集楽「上山神社盆踊り2015」

8月11日、美作市上山の盆踊りに参加させていただきました。
地元の皆さんとNPOさん、そして学生もお手伝いに参加しての上山神社「盆踊り」は、とても懐かしく、そして新鮮なイベント企画に仕上げられていました。
上山集楽「上山神社盆踊り2015」

上山集楽「上山神社盆踊り2015」

上山集楽「上山神社盆踊り2015」
夕方、地元の大芦高原温泉「雲海」につかり、さっぱりしたところへ、NPO上山集楽の西口和雄代表理事自らが三菱パジェロで迎えに来てくださり、現地へお連れ頂きました。境内では、盆踊りのリハーサルや屋台の準備も用意万端整い、受付が設営されています。受付には、福島の被災地から子供たちを受け入れボランティア活動を手伝っている岡山大学教育学部の学生の姿がありました(小職が顧問をしているまちづくり研究会のメンバーです)。
さて、受付を済ませて、まずは生ビールの列に並び、東京からお見えのゲストや美作市地方創生担当の職員の皆さんと乾杯です。そして程なく、地元の方の軽快な太鼓のリズムに合わせて盆踊りが始まり、輪の中へ入れて頂きました。子供の頃に経験した故郷の祭りを思い出しました。踊りつかれたところで、鹿肉を使った特製ジビエカレーを頂戴しました。地元野菜もふんだんに入って最高の味です。お楽しみ抽選会も大盛況で、高級な景品もあるなかで、草刈り機の歯や大きな箱にどっさりのウマカ棒が景品となるなど、趣向が凝っています。盆踊りのフィナーレは招かれた子供たちが舞台にあがり感謝の気持ちを伝える挨拶です。
上山集楽「上山神社盆踊り2015」

上山集楽「上山神社盆踊り2015」

上山集楽「上山神社盆踊り2015」
そして夜も更けたところで、会場を谷へ移して、第二部のスカイランタンと花火大会が始まりました。このイベントは心を打ちました。一人一人に配られ火をつけて膨らんだスカイランタンを、それぞれの願いや思いを込めながら夜空へ放ちます。
上山集楽「上山神社盆踊り2015」
次々と放たれるランタンの灯が高く舞い上がり、そして小さくなって消えてゆくまで見つめます。老若男女を問わず歓声があがり、その声が棚田に響き渡ります。何とも言えぬ幻想的な光景を目の当たりにして心はときめきました。こんな感動はいつ以来でしょうか、思い浮かべることができません。真夏の夜の夢を載せて舞い上がるランタンの光りを生涯忘れることは無いと確信しました。
スカイランタンのイベントが一段落したところで、次は花火大会です。上山の花火は、私たちの目と鼻の先、つまり規則で定められた限度ぎりぎりの至近で打ち上げられ、しかも谷あいの底の位置(すり鉢の底)からの発射ですので、光と音が同時です。まさに「ド迫力」という表現がぴったり、大輪が棚田を照らし、ドーンという轟音が心臓に響き、そして山と谷にこだまします。最後の1発が打ち上げられ、主催者から挨拶があると、参加者から惜しみない拍手が送られました。関係者の皆さん、本当に素晴らしい体験をありがとうございました。
イベント終了後は、灯りのない暗い夜道を、小さなライトを手掛かりに、西口代表理事のご自宅まで参り、棚田米で醸造した日本酒を、しこたまおよばれしました。
上山集楽「上山神社盆踊り2015」
心からのおもてなし、筆舌しがたい感謝の心で一杯の上山盆踊り大会でした。

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