瀬戸内市牛窓から裳掛

6月25日、母を見舞う途中、無性に美味いカレーが食したくなり、牛窓の粋な店『照れや』にてレッドカレーを食しました。古民家を改装した趣のある店内は、レトロとモダンがあんばい良く調和しています。時間に余裕があれば、何時間でもくつろいでいたい空間です。

しばし、仕事のことを忘れて、リフレッシュさせてもらいました。

母への見舞いを終えて、午後は牛窓から裳掛の地域の拠点に移動して学生と合流しました。地域の皆さんを招いて、今年度の活動企画や活動したい希望プランの策定にむけてグループワークが開催されました。学生19名、地域住民24名が集まるという大集会となり、古民家を再生して動き始めた小さな拠点とも呼ぶべき「あけぼのの家」は、すべてのふすまを取り外し超満員の状態でした。地域の皆さんの寄り合い所としての機能はもとより、移住定住のおためし拠点としての位置づけも確立しました。秋までに、ここ裳掛エリアだけで10組の移住者がこられる目処が立ったことを服部靖コミュニティ会議会長から報告を受けました。また、学生たちが企画を開催するたびに、集まる地域の皆さんにニューフェースが増えて参ります。

急速に少子高齢過疎化が進むエリアで、「皆さん地域創生に汗をかきましょう」とは申せ、そう簡単に移住・定住者を増やすことはできません。

裳掛から大学へ帰り反省会を実施しました。学生たちの具体的な数値目標(KPI)を、このままでは休校が懸念される、裳掛小学校の児童数の維持に定め、そのために、①学生たちの交代制による放課後の見守り(裳掛寺子屋活動の支援ボランティア)、②荒れ果てて放置されていた裳掛小学校に隣接する旧裳掛中学校のグランドを畑に再生して進めるサツマイモや野菜耕作活動の継続、③市民生活協同組合(COOP)と連携した社会貢献・地域活性化イベントへの出展参加、④雇用創出のためのテレネットワーク作りへの支援などを、今年度の活動計画として決定する予定です。

今日、日曜日も昨日に引き続き、学生たちは大学に集まり、具体的な実施計画を検討する予定です。学生たちは地域社会から多くのことを吸収しています。また、その恩返しとして地域の皆様方のお役に立とうとしています。