昔からの親友、弘中政孝氏が東京から到着、8月18日は、朝から北へ向かい、焼酎の銘柄で知られている読谷村「残波岬」を目指しました。
岬につき、岩場へ降りてみました。サンゴ礁の内側の穏やかな海には色とりどりの魚、ナマコ、ウニ、ヒトデ、カニ、貝、サンゴなど様々な生物が生息し、豊かな生態系を作り出していると言われる通り、海洋生物をいろいろ発見できました。
ここ残波岬は、高さ30mの断崖絶壁が約2kmにわたって続いており、岩にぶつかり白い飛沫を激しくあげる波の様子は沖縄の海では珍しく勇壮で男性的な風景だと言われています。晴れた日には慶良間諸島も眺望でき、沖縄本島で夕日が最後に沈む場所として知られているそうです。残波岬灯台は中に入れ、頂上まで登れます。私は疲れが出ていましたので、1階の見学コーナーで展示品を眺めている間、弘中氏は頂上の展望コーナーまで往復です。
さて残波岬から、近くの座喜味城址を見学に参りました。
城址は、想像をはるかに超えた、見事な造形美でした。その石組は、城壁の全体は「野面積み」で綺麗に組み上げられていますが、人が往来する門の周辺は、正確な組み上げの「切り込み接ぎ」の組み合わせのように感じました。その技術力の凄さに驚きました。
この石組を座喜味城のホームページでは専門的に記載されていますので紹介すれば「座喜味城は国頭マージと呼ばれる粘土質の赤土の上に築かれています。屏風にもたとえられる城壁の曲線と幅の厚みは、戦のためだけでなく、弱い地質を補って崩れにくい構造にするための工夫でもありました。石をかみ合わせて積み上げた「相方(あいかた)積み」と、日本の築城様式にも見られる「布積み」で築かれています。城門は沖縄に現存する最古のアーチ門で門の強度を高めるために中央部にはクサビが打ち込まれています。このつくりは他の城には見られない座喜味城独自のもので、護佐丸の築城技術の高さを象徴しています。座喜味城は、標高125メートル程の高さに位置し、晴れた日には遠く首里城のある那覇のまちが見渡せます。大人が5、6人並んで立てるほど、城壁の幅に厚みがあるのが特徴で城壁の上に登れるのはここと中城城だけです。また、入場料がかからないので、いつでも好きな時に見学できます。夕方を狙って城壁の上に立つと、東シナ海に落ちる美しい夕日を望めます。」とあります。
そして、この表現の通り、城壁の上からの視界は、見事に広がり、はるかかなたの海が遠望出来ました。ここでも心が洗われました。また、記念館には、様々な歴史の資料が数多く展示されていました。沖縄返還についての、数々のエピソードを大いに学ぶことができました。
お昼は、ご当地読谷村の名店「番所亭(ばんじゅてい)」にて、沖縄そばを頂きました。
あっさりスープに、沖縄独特の豚肉の加工のソーキや三枚肉に蒲鉾など、豊富な品々がトッピング、最高のお味に大満足でした。
最後に、沖縄サントリーアリーナを見学に参りました。ここ沖縄サントリーアリーナは、交通的な面では、鉄道が無いため、マイカーかバス交通になるため、アクセスビリティの面ではマイナスPOINTがありますが、来場者については、すり鉢状の観客席を配して、さらに様々な創意工夫がなされた利便性に重きを置く「観る」施設を標榜しています。そのアピールポイントは「非日常の中でイベントの興奮を余すところなく味わう」です。
受付やショップ、Caféコーナーなどを見学させて頂きました。ユニバーサルデザインへの配慮も感じられました。