クチナシの思わず吸い込みたくなる芳香が、まちのあちらこちらから漂う季節、紫陽花とならび梅雨の風物詩です。
岡山県立総合グラウンドには、四季折々、数多くの花や植栽が、私たちを楽しませてくれます。また、岡山市西川緑道沿いの「西川アイプラザ」公園のクチナシが、日暮れのそよ風に誘われるように、さやさやと川面に芳香を運んでいました。今盛りの紫陽花はじめ可憐な花たちは、どれも活き活きとして見事です。
さて、この季節、朝晩の気温差が激しくて、体調の維持に気を配っていますが、そのためにも栄養をつけることが大切だと勝手に言い聞かせ、相変わらずラーメンや麺類を頂くころが多いのも実情です。
先日、父の日の6月16日には、娘が成人病に気を使い、おから製のクッキーをプレゼントしてくれましたが、それが到着した日は、JR大供駅経由で散歩に出たまでは良かったのですが、途中で、お気に入りの中華そば店に足が向いてしまい、なんと父の日記念に、ラーメン、餃子、チャーハンの3種の神器を食してしまいました。
こうしたなかで、最近の岡山市の人気のスポット「杜の街グレース」では、毎週のようにマルシェが開催されています。また、この運営母体の両備グループの関係先で、6月の株主総会をうけた人事異動があり、有望な若手の配属があったとの知らせを受けて歓迎会に臨席させて頂きました。
若い人が将来の夢を語る場面に同席することは、自分の若い頃の時分と比較しながら、あれこれ議論が弾み、杯を重ねながら過ごす、とても愉快な時間であります。
一方で、爺さんの自慢話、苦労話にならないように気を付けることも、昨今は重要なマナーであると心得ます。次回は婚約者を誘って、みなでカラオケに繰り出すことを約束して岡山駅で分かれました。
その岡山駅では路面電車の構内乗り入れの工事が進んでいます。
岡山駅の名物であった桃太郎像も、報道ではマックの方へ移設が決まっているようです。
その工事現場をのぞき込みながら、「このポジションの桃太郎像は、いよいよ見納めか」と心の中でつぶやきました。
岡山へ着任して、干支がひと回りを超えました。
この桃太郎像にて、何度待ち合わせをしたことでしょう。
大切な思い出が消えてゆくような、一抹のさみしさを感じながら、お別れのご挨拶を申し上げました。