年度が改まり、企業の株主総会はじめ、様々な組織や団体で役員の交代がはじまる季節です。さて、岡山県市町村振興協会においても、今月の6月末で同会の理事長が、2年間の任期を終えられ、伊東香織倉敷市長から近藤隆則高梁市長に交代されます。
6月9日、同協会の理事会が開催され、令和4年度の事業報告や収支報告、令和5年度の事業計画などが粛々となされ、監査報告を含めつつがなく全員一致で全議案が合意承認されました。本会議終了後に、福元紳之介同会職員の勤続15年表彰式があり、伊東理事長が労をねぎらいました
そしてご自身の退任挨拶を受け一同から惜しみない拍手が送られました。
お昼は、お弁当をご用意いただきましたので、伊東市長とご一緒することができました。先日のG7倉敷雇用労働大臣会合での、英語での見事なスピーチに感激した旨をお伝えしました。参加された招待者の皆さんが「さすが東大、ハーバード大だ」と口々に賞賛されていたことが印象的でした。また、伊東市長からは、「地方創生をさらに進める必要が言われる中で「赤門市長会」の会長に就任しました」と、地方創生の政策推進に向けた責任が更に重責になったことを紹介いただきました。 同時に、この7月6日は、西日本豪雨災害(平成30年7月豪雨災害)から5年の節目を迎えます。被害が甚大であった倉敷市真備地区の復旧・復興の陣頭指揮にあたられた伊東市長は国の防災を考える委員会の委員にも任命されたと聞き及んでいます。そのご活躍とご苦労は察するに余りあるものがございます。先日の集中豪雨でも紀伊半島を中心に和歌山県の自治体が被災したため、現在も倉敷市から職員の皆さんが支援活動に入っていることをお教えいただきました。
そして、この度、西日本豪雨から5年の節目に合わせ、8月11日、マービーふれあいセンターを会場に、道路や橋などハード整備が進む中、コミュニティー再生といったソフト面の取り組みに弾みをつけるために、甚大な被害が及んだ真備町地区のさらなる復興について考えるシンポジウムを開催することを話題提供いただきました。
このシンポジウムでは、基調講演に吉備真備を研究して紹介している作家の安部龍太郎氏が招かれています。また、そのあとに有識者を交えたパネルディスカッションが企画され、小職も倉敷市真備地区復興計画推進委員長、ならびに防災計画も織り込んだ、倉敷市第七次総合計画審議会長の立場から、コーディネータ役のお手伝いをする予定です。
こうして、倉敷市と岡山大学、伊東市長と小職の官学間の信頼関係を噛みしめながら、万感の思いを込めてツーショットを頂きました。