ここ数年は、新型コロナ禍の影響で、学生たちの地域での活動が思うようにできませんでした。
岡山大学まちづくりサークルの学生たちは、多くの制約が課せられる中で、SNSやオンラインを活用して、また、出かけられる範囲で精いっぱいの知恵を絞って、瀬戸内市裳掛地区での活動を進めてきました。
活動の様子がプロジェクターに映し出され、その時々の苦労話や喜びの瞬間を語り合いました。そして記念品や寄せ書きの贈呈など心のこもった時間が流れました。
感動的な送辞、答辞を受けて、最後に「顧問からも一言」と促されましたが、ここまでの苦労を振り返りますと、うかつにも涙腺が緩んでしまい言葉につまってしまいました。
こうしてサークル全員による卒業式を終えることができました。
会場としてお借りした岡山市京山公民館は、文部科学省第75回優良公民館表彰で「最優秀館」に選ばれています。日頃のお礼を含めて、館長さんや職員の皆様に謝辞を申し述べさせて頂きました。心から感謝申し上げます。 さて、午後は会場を学生たちの活動拠点である瀬戸内市裳掛の「あけぼのの家」に移して、地元の皆様方にお集まりいただき、地元の皆さんから祝っていただく「卒業式」を開催いたしました。冒頭、卒業生たちは、裳掛地区コミュニティ協議会の服部靖会長から祝辞を受けました。そして卒業生、一人一人から活動の思い出、地域の皆様への謝辞、卒業後の進路について、心を込めた挨拶がなされました。地元の皆さんが「赤飯」で祝ってくれました。
ここでも顧問の立場から、学生たちを見守り、励まし、地域の課題とそれに負けないように活動される姿を示してくださった地域の皆様方にお礼を申し上げました。