夏休みを頂き、8月8日は、約半年ぶりに東京の拙宅で穏やかな朝を迎えました。
人ごみの市街地や、まして都内へ行く気は無いながら、どこかで三密を避けて、しばし、くつろぎの時間を持ちたいと思案した結果、神奈川県のはずれ、津久井湖から富士山へ抜ける道志川に沿って走る「道志街道」の途中に、「いやしの湯」があるとのことで、一路、あまり知られていない温泉を目指すことになりました。
甲州街道から北野街道、JR相原駅を過ぎてから城山湖を目標に車を走らせました。
途中で、相模原市の人気のレストラン「ハックルベリー」へ立ち寄りランチタイムといたしました。
ここはオーナーが手作りしたという大きなログハウスの威容を誇る広いスペースのレストランで、店名ハックルベリーにふさわしくマーク・トウェインの名作トムソーヤの冒険(トムの友人、いたずら好きのハックルベリー・フィン)を想像させてくれるわくわく感に溢れる店内です。
ここはビーフシチューやパエリア、パスタの有名店です。また人気メニューにチーズフォンデューや焼き菓子のデザートがあり、くつろぎながら食事を楽しみました。
新型コロナ禍の影響の大きさが問いただされて以降、こんなにゆっくりとしたランチタイムは久しぶりでした。
さて、食事を済ませ、国道413号線を走ると城山ダムに着きました。ここは相模川の本流にかかる大型ダムです。湖畔に公園があり、しばし眺めを楽しみました。特に「花の苑地」には、数々の花が植えられたガーデンテラスがあり、丁度、ひまわりの花が見ごろを迎えていました。そのほかにもさまざまな花があり、夏の暑い日差しの中で、一服の清涼剤として気持ちを和らげてくれました。
地の野菜の販売に足をとめて、インゲン、ゴマの葉、プチトマトなどを買い求めました。
さて、それからさらに国道413号線を道志村方面へ進み、相模原市緑区役所青根出張所の先を川のほうへ下って参りますと、緑の休暇村センター いやしの湯(相模原市緑区青根807-2)に到着です。
普通、このあたりの温泉は冷泉ですが、ここの温泉は人肌ほどの温かさがあり、ゆっくりと源泉を楽しむことができました。
最初、お風呂には一人しか先客がいなくて、その方が露天風呂につかる間、室内の湯船は貸し切り状態でした。東京から日帰りで、この人の少ない環境に、ここを目指して正解だったと満足いたしました。
こうして、プチ旅行気分を味わう夏休みが始まりました。